第62話

# 60話
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2023/08/23 13:23 更新










五条 悟
五条 悟
    なぁ…本心じゃないんだろ?   

















あなた
    …本心だよ   





















あなた
    だから私はあなたを殺す    

















五条 悟
五条 悟
     ……      













彼は悲しげな表情をしながらも、私をまっすぐに
見つめている。






















しばらく沈黙が続いたあと、私の体が
暖かい体温と優しい彼の香りに包まれた。





















五条 悟
五条 悟
    いつも守ってやれなくてごめん、    
約束したのに……
五条 悟
五条 悟
   お願いだから元のあなたに    
戻ってくれ…
あなた
    や、やめて!!私に…触れないで   





彼を引き剥がそうとしても、ギュッと
抱きしめる力がどんどん強くなる。


…まるでもう離さないと言わんばかりに。













五条 悟
五条 悟
    俺を殺したければ殺していい    
あなたが後悔しないのなら、な。

















後悔、か。















私は道を踏み外したのかもしれない。






だってこんなにも愛おしい人を
殺そうとするなんて自分でも理解出来ない。





























でも私は '' 愛おしい '' という気持ちとは
正反対に心の奥底で彼を恨み、憎んでいる。






































だって私の両親を殺したのは '' 悟 '' なのだから。






















________。
























    私が攫われた時。















あの男は私に真実を教えてくれた。


























鮮澤 直
   …あなた、お前の両親は何で死んだか    
知ってるか?
あなた
    ……交通事故だよ    
あなた
    それよりも、なんで直は生きてるの…?     







彼はとても心苦しいと言いたげな顔で
こう言った。












鮮澤 直
    あなたよく聞け。君の両親は
交通事故で死んだわけじゃないんだ。
全てを教えてやる。
























鮮澤 直
   君の両親は五条悟、あの男によって   
殺された。でもそれには理由がある
あなた
    な、なに言ってるの…?    
冗談やめてよ、







そう言われた時は、何がなんだか
全く分からなくて何も信じられなかった。


…いや信じたくなかっただけなのかもしれない。




















鮮澤 直
   君の両親は極悪人で有名な指名手配   
されていた呪詛師なんだよ





…私のお父さんとお母さんが呪詛師?




それもあの極悪人の?





嘘だ。だって…2人はとっても優しくて……













鮮澤 直
   ある日突然、君の両親は実の娘である    
君を殺そうとした



あなた
    私を…?    












信じられない…あんなに優しくて、、


大好きだった両親が自分を殺そうと
していたなんて信じられない。



知りたくなかった。

あなた
   な、なにか理由があったんじゃ…  
鮮澤 直
    ……     



彼は黙り込んでいる。
要するに特に理由は無かったんだろう…。





私は絶望で何も言えなかった。






鮮澤 直
   …殺されそうな時に君を助けたのが    
五条悟なんだよ











あなた
   …悟が?   










…ちょっと待って。どういうこと?




両親が死んだのは私が監禁から解放されて
目を覚ました頃だったはず。






それだとおかしくない?




…まさか私に虚言を入れ込んでいるの?








あなた
   ねえ、両親が死んだのって…  
鮮澤 直
   …君が10歳の時さ   






10歳の頃…?嘘だ。



その頃はお母さんとお父さんは居た。
一緒に暮らしたもの…




それに私と悟が出会ったのは私が高専に
転入してからなはず。





鮮澤 直
   きっと何が何だか分からないだろうから    
詳しく説明するよ。
あなた
   うん…   







鮮澤 直
   全てをまとめてしまえば君は記憶を   
塗り替えられ、操作されていたんだよ
あなた
   塗り替えられた…?  
鮮澤 直
   君が殺されそうな時に五条悟は   
君を守るために君の両親を殺した
鮮澤 直
   …君の目の前でね   




鮮澤 直
   君は当たり前のように両親が死んだ所を   
目の当たりにして酷く悲しんだ。
鮮澤 直
   そんな君に手を差し伸べたのが
五条悟をきっかけとした五条家なんだ







鮮澤 直
   しばらく五条家で暮らすことになっても  
君は両親が死んだ悲しみで自分を
塞ぎ込んでしまった。
鮮澤 直
  そこで君の記憶を塗り替えた。  







どうやら私の記憶と視覚を弄ったらしい。



五条家で暮らしている間、五条家の人達を
みんな私の家族だと私が錯覚するように。










それから3~4年程五条家で暮らし、ある程度
成長した私は一人暮らしを始めたんだそう。




一人暮らしをし始めてたった数日で
不安に思った悟は私専属の使用人を何人か
雇ってその人たちをまた家族だと
錯覚するようにしたらしい。







鮮澤 直
  ザッとこんな感じだ   
あなた
   ……   
鮮澤 直
   どうだ。五条悟という男が憎いだろう?   






とても複雑な気持ちで、生まれて初めて
味わうこの気持ちはよく分からない。













…今すぐに悟に会いたいと思う気持ちと
何故か'' 憎い '' という気持ちが湧いてきた。



まるで何かが私を蝕んで行くように___。










































「 お前は 五条悟 を憎んでいる 」
































# 60話でした!!

今回とても長くなってしまいました…💦
本編だけで1500は超えてます😮‍💨😮‍💨

長いのが苦手な方はすみません🙇‍♀️



前回のコメント欄でたくさんアニメ名を
書いてくださってありがとうございます🥺💞


時間がある時に皆さんが教えてくださった中で
気になるアニメを見ようと思います🤤







お気に入り☆2000ありがとうございます!🙇‍♀️✨

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