ㅤㅤ 現状を淡々としたような口調で
ㅤㅤ 話すマキマさんに対し、
ㅤㅤ パワーちゃんとデンジくんは
ㅤㅤ テレビを観て 目を輝かせていた。
ㅤㅤ ……… まるで、宝石を見たかのように。
ㅤㅤ 次の瞬間、空気が凍った。
ㅤㅤ この状況に数多くのデビルハンターが
ㅤㅤ 嫌気をさしているのが嫌でも伝わる。
ㅤㅤ 「それに」といった言葉を添え
ㅤㅤ あなたの一人称の方に視線を向けるが、
ㅤㅤ 何事も無かったかのように話を続けた。
ㅤㅤ あなたの一人称が疑問を抱いたのと同時に、
ㅤㅤ デンジくんとパワーちゃんが声をあげる。
ㅤㅤ __デンジ君 旅行は延期。
ㅤㅤ マキマさんはあなたの一人称達に
ㅤㅤ 今必要不可な者の名を出し、命令をした。
ㅤㅤ 宮城公安の対魔2課から日下部さんと玉置さん。
ㅤㅤ 京都公安の対魔1課からスバルさん。
ㅤㅤ そして、民間にいるヒロフミ。
ㅤㅤ 彼らを一ヶ月雇え、と。
ㅤㅤ まるであなたの一人称を犬とでも思っているのか、
ㅤㅤ 頭をワシャワシャと撫でるマキマさん。
ㅤㅤ 一方、デンジくんは ……
ㅤㅤ 1人だけ会話に取り残されていて、
ㅤㅤ 今の状況を唯一理解できていなかった。
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ㅤㅤ なんで、来年って言い切れるのだろう。
ㅤㅤ マキマさんに情報でも入ってきたのかな。
ㅤㅤ あなたの一人称達だけが知らない情報とか。
ㅤㅤ __早川家を守りたいので。
ㅤㅤㅤㅤ3章2話『永遠にしたい場所だから』終
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!