第2話

#1
15
2026/01/08 03:00 更新
私、16歳

高校一年生

私は...いい人生だったのかな?

まぁまだ生きているんだけどね

宵闇楓
ははっ
私は最低な人だった

#1『裏切りは自我を変えた』
高校一年生になった!
宵闇楓
良かったぁ~一緒の学校入れて
夢城紫音
ね~!まさか志望校一緒なんて思わなかったし
宵闇楓
そうそう!
あの時はまだ楽しかったな

幼馴染でずっと仲良くしていた紫音とも学校一緒で

好きなことが一緒で

性格は違ったけどね

だからかな、錯覚してたのかもね

〝私と感じていることが同じだ〟って
宵闇楓
え、待ってクラス一緒じゃん!
夢城紫音
え、嘘!ほんとじゃん!
偶々入学式に行ったときクラスが同じで

夢城と宵闇で出席番号も前後だった

一生分の運使い果たしたかもね
夢城紫音
一緒に学校行って教室まで一緒とか神じゃん!
宵闇楓
マジでそれな!?早く行こ!
夢城紫音
ね、行こ行こ



宵闇楓
席前後とかラッキー
夢城紫音
授業中めっちゃ喋れるもんね~
宵闇楓
それはダメでしょ~w
夢城紫音
www
クラスに着いて鞄から筆記用具を出して...

他愛もない話を沢山した
五十嵐先生
整列するから番号順に並べ
宵闇楓
はーい
夢城紫音
はーい
そのまま体育館に入って

長い長い校長先生の話を聞いて

担任が発表された
校長先生
えー1年3組は...青山先生、お願いします
夢城紫音
うっわ...外れで有名な先生じゃん
宵闇楓
え、そうなの?最悪じゃん
青山先生
宜しくな~
私はその時何故外れなのか理解出来なかった

どうせ筋肉質な男の先生だ

生徒と距離が近いとか

授業が分かりにくいとかだと思ってた

...全然違ったのに




教室に戻って青山先生から話を聞いていた
青山先生
それで明日の持ち物は~
宵闇楓
(めんどくさいな、この手紙読めば分かるじゃん)
夢城紫音
楓、オーラ出さないの
宵闇楓
嘘、どんなの?
夢城紫音
めんどくさい、早く終われってオーラw
宵闇楓
www
青山先生
おい、そこうるさいぞ
宵闇楓
すみませーん
夢城紫音
しゃーせーん
青山先生
まぁ次から気を付けろ
...あの時私は紫音に視線が釘付けになっていたのを違和感にしか思っていなかった

少しでも聞けば良かったかな

...考えなかったことにしよう







問題が起きたのは数ヵ月後だった
日に日に紫音が窶れていたんだ
最初は気のせいかなだった

疲れているのかなだった

声かければ良かった

どうしたのだけでも言えば良かった






流石に尋ねたあの時には

もう、手遅れだった
宵闇楓
ねぇ...あんたやっぱどうしたの?おかしいよ
夢城紫音
気のせいじゃない?
宵闇楓
...嘘つけ......何年一緒にいたと思ってんのよ
夢城紫音
じゃあ!!
宵闇楓
っ...((ビクッ
夢城紫音
もっと早く声かけて欲しかった!
夢城紫音
私が自分から話せないの知ってるでしょ...
宵闇楓
いや...いや...ごめん
宵闇楓
気のせいで片付けてた
その時私は彼女の顔を見れなかった

そして気付いた

〝彼女は私と違う〟って

この時初めて気がついた

人は皆違うに決まっているじゃないか
夢城紫音
私は!先生にずっと付きまとわれて!
夢城紫音
虐められてたんだよ!!!
宵闇楓
......え?
彼女から聞いた話によると

青山先生はずっと気に入った生徒を付きまとう人らしい

そしてそれを知らない人達はその様子を見て『気に入られているから点数が高い』などと言って虐めていたらしい

そのターゲットが彼女...夢城紫音なのだ
夢城紫音
言い出せないし、怖くて!
宵闇楓
じゃあなんで気付いて欲しかったなら避けるのさ!!
夢城紫音
楓がターゲットにならないようにするためだよ!!
宵闇楓
私は別にいいって小学生でも、中学生でも言ったじゃん!
夢城紫音
私が嫌なの!!!
その時はとにかく喧嘩していた

怖いくらい喧嘩していた

なんで帰ったかも分からない

ただ明日謝ろうと思っていた

その次の日


































紫音は死んだ

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