前の話
一覧へ
次の話

第1話

Prologue
98
2026/03/07 10:00 更新










傷ひとつない、綺麗な人形が四つありました。


その人形は、テーブルを囲い、ご飯を食べていました。



皆んなが笑顔で、「おいしいね」なんて話しています。






いつもいつも一緒。
笑顔は絶えませんでした。







幼稚園には、沢山の人形がありました。

でもみんな優しいです。

遊びに誘ってくれました。
あの子はおやつを分けてくれました。




人の事殴る人形はいません。

人の事傷付ける人形はいません。









かなしいことも
つらいことも
こわいことも

なんにもありません。
































___________________そんなシナリオ。













 



お人形遊びが大好きな、1人の少女の話。
笑顔が綺麗な、1人の少年の話。
とっても仲が良い、双子の話。





















世界中に蔓延る、汚いお人形達との話。
















双子は、互いと仲が良くても、
お人形とは上手くやっていけない子達でした。




みんなと少し違いました。
正しいと思うことが正しくありませんでした。













でも、ある時1人の少女が気付きます。



















この世には、理解してる、優しいお人形もあるって。

















少年を傷付けるお人形を捨てたって
傷付けない優しいお人形がまだいました。




















ある時、少女は少年を殴ったお人形を捨てました。
他のお人形にバレない様に捨てました。
少年にバレない様に捨てました。

捨てました。捨てました。捨てました。
捨てました。捨てました。捨てました。捨てました。


















そしたら、少年は笑顔になりました。

























もう、少年の笑顔を絶やそうとする人はいなくなりました。













少女は気付きました。

























これで、良かったんだって!



















歪んでるのは、お人形の方なのでしょうか?
少年が歪ませたのでしょうか?
少女が自ら歪んだのでしょうか?


























その答えは、誰1人知りません。















































だってどのお人形も、自分は正しいと思ってるんだもの。

プリ小説オーディオドラマ