あなたside
ミナオンニのその一言
なんのことだろう、
「留年」の話はまだ誰にも話してない
だから誰も知らない、、、よね、?
なのにミナオンニは知っているように見える
頭が真っ白になって何も考えられない
こんなに長い間一緒にいるのに
「見捨てられちゃうかも」
そんな言葉が頭に溢れてくる
たぶんばれてない、?
答え方が必死すぎて怪しかったかな、?
深く深呼吸をしてゆっくりと顔を上げる
見上げた先でミナオンニと目が合った
するとミナオンニは寂しそうな顔でニコッと笑った
やっぱり言おうかな、
ミナオンニの顔を見た瞬間
自分でも分からないけど急に相談しようって思った
きっと大丈夫
そんな気がしてきて話さなきゃって思えてきた
自分でも不思議なくらいに
さっきまで不安だったことが
全て大丈夫な気がしてくる
今ならいける、
そう思って口を開いた
そう言って私を抱きしめながら
頭を優しく撫でてくれた
そんなオンニの温もりにもっと涙が溢れてくる
相談してよかった、
そう思えた
そう言って私の目元に溢れ出す涙を優しく拭き取って
そう言ってくれた
その一言でどれだけ救われたか
どれだけ安心できたか
そんなことを当たり前のように言えるオンニ達
いつまでもやっぱり私の憧れだな
ふとそう思ってミナオンニに思いっきり抱きついた
オンニと強く抱き合って
なんか大丈夫な気がしてきた
これからもきっと大丈夫
だってこんな素敵なオンニが私には9人もいるからね
ミナオンニと手を繋いで部屋を出た
大丈夫、他のオンニが優しいってことは
他の誰よりも知ってる
頑張れ自分笑
1呼吸を置いてリビングにみんなを集めた
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読者の皆様へ
いつも私の小説を読んでくださったり☆や♡をしてくださりほんとにありがとうございます!
まだテスト期間なのですが体調は完全に治りましたのでまた少しずつ更新を再開していこうと思います。
なのでまた読んでくださると嬉しいです。
待っててくれた皆様ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします、
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!