ミナside
仕事が終わった頃にはもう辺りは暗くなっていた
あなたの下の名前体調大丈夫かな、、?
「今から帰るね」
そう一言連絡を入れて
マネオンニが運転してくれている車に乗り込んだ
そう言ってあなたの下の名前の頭を撫でて
お風呂に入った
夜ご飯を食べたあと、
みんな各自でいろんなことをしている
そんな中ひとり静かに部屋に戻ろうとしている
そんなあなたの下の名前に声をかけた
私が気になってること
それはあなたの下の名前の学校事情
ごめんけどあなたの下の名前が隠してる秘密
全部わかっちゃったかも、
あなたの下の名前は「留年」
この言葉に苦しめられてるんでしょ?
この言葉一言で追い詰められて、
自分を追い込んでる
わかったからにはちゃんと話を聞いてあげたい
たからちゃんと聞くことにした
それをしっかり聞いておきたかった
困った顔をされてもいい
嫌な顔をされてもいい
これで少しでもあなたの下の名前が
この先に困らなくなるなら
それならなんでもやるよ、?
だって私は馬鹿馬鹿しいほどに
あなたの下の名前のことか好きだから
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。