第7話

雨露禹・しおり【パソコン・アイアンメイデン事件】
29
2024/03/01 11:28
わい雨露禹です✌

パソコン最高。

と、画面のスクリーンに映し出されたのはブルースクリーン。
雨露禹(うろう)
え、え、パソコンぶっ壊れた!?
雨露禹(うろう)
嘘やん\(^o^)/オワタ
途端に私の頭は誤作動を起こしパソコンを窓に向かって投げていた。

既にパソコンの姿はなく、窓ガラスを破壊し夕日の中に沈んで行った様だ。

飛び散ったのはパソコンの破片だけではないことを鳥達は知らない。(データ死亡)
雨露禹(うろう)
えいや待ってパソコン投げられる力が私にあったことがまず驚きなんですけど
雨露禹(うろう)
てか絶対親にバレるどうしよどうしよどうしよ/(^o^)\オワタ
窓から差し込む淡い光は、私の実質的な死を悟り煽るかの様な輝きと清々しさだった。

刹那。空間が切り裂かれ鉄の塊の様なものが出現した。
雨露禹(うろう)
ん? 待ってなんでこっちに来る!
雨露禹(うろう)
オワタ
私は知っていた。それが何か。だが人間というのはいざと言う時に脳が働かないものである。

必死に眼の前のそれが何なのか識る為に脳内から単語を引き出すがそれらしいものは出て来ない。

あーうん異世界いえい☆
雨露禹(うろう)
ぁぁぁぁぁ何だっけアイアンメイデンだ
雨露禹(うろう)
ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
いえいしおりです✌

階段下ってます。

と、何やら後ろから気配が……?

パソコン。凄いパソコン。私の後頭部を狙ってくるパソコン。修羅場を知っているパソコン。

夕日のパソコン。私の背中。紅く染められた空気の層。石造りの階段。

これが一つになった時、その偶然か必然かが重なったとき。一体どの様な惨劇が出来上がるのだろう。
しおり
やばいやつだこれ☆
途端に私の体は階段に押し付けられ、そのまま落下していく。
しおり
ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
大怪我だ☆

大変だ☆
しおり
ん?
私はがたがたと階段から落ちているが、上空にアイアンメイデンがあり
このままでは衝突する可能性が高いのは気の所為だろうか。

否、明らかにやばいやつだこれ。

なんだっけ異世界行きたい!
しおり
ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

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