「 真夜中 / 禁じられた廊下 」
鍵が掛かッているドアが がた ッと音を鳴らし
騒がしい音を立てている
ガチャ っ と 音を立てて空いた扉に目を向ける
3人の男女が一斉にバッと入ってきたみたいだ
3人の男女が安直したように溜息を吹いたあと
此方を向いたと思ったら顔面蒼白にかわった
そこに居たのは怪獣の様な犬 。
床から天井までの空間全部がその犬で埋まっていた
その犬に比べれば小さい黒いマントに身を包み
フードで顔を隠した者が佇んでいた
少し濁る様な声は機械の様で 、作ったと
言われても信じてしまうだろうと思った
機械の様な声で怒ってる様に言い 、
" ケル と呼ばれた犬を優しく撫でた
少し拗ねたように怯えたようにそう呟いた
機械のような声が言葉を荒らげると
" ケル は 大きな口を開け威嚇をした
その時 ひらっとマントが動いた
額に傷がある少年は自身の傷と胸が
ずきッとするのを感じた
何時の間にか走っていた彼女等の後を追い
額に傷のある少年は惜しそうにしていた
黒い猫と会話をしている黒いマントの " 彼 は
" ケル と向かい合い
と一言伝えれば 、一瞬で消えてしまった
【 ハリー 】
ハリーは急いで寮に逃げたあと
ベッドに入り出来事を思い出していた
黒いマントがひらっと風を帯びた時
一瞬見えたのは白い光
きっと月明かりに照らされて光が出来たと
ハリーは呟いていた
心が痛むような感じがして
ハリーは胸に手を当てた
やけに外が騒がしいと思い
少年は朝早くから目を覚ます
優しく布団を とんとん と探り
自身の黒い猫を探しているようだ
黒い猫は ドアの前でなき 、
早く出ようと言っているようだ
それに気付いた少年は黒い猫を抱え扉を
開けようとするがその前に扉は急に空いた
そこに居たのは悪態を付きながらも
愛しそうに少年を見詰める教師だった



















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!