ひとりごとをつぶやくと、
返事がして隣に目を向ければ。
うんうんと頷きながら、
いつの間にやら大ちゃんが立っていた。
……ニヤニヤしやがって。
絶対に俺の反応面白がってるし。
そういや、大ちゃんのこと
まだ紹介してなかったね。
飛鳥馬大貴は、
俺と同じホスト仲間の一員。
俺の次にNo.2の人気を獲得している。
ホストで働き出したのは、
大ちゃんが先なんだけどね。
フレンドリーなとこが好意らしいけど、
その反面。バカ正直なとこもあっから、
ファンが少ないのかな。
まぁー、そこが俺にとっちゃ
好きな部分でもあるんだけど。
一体なんのためにそんなことすんだよ。
考えすぎじゃね?
言葉では強気。
けど、内心焦ってるんだ。
この俺が動揺したことなんて、
一度もねぇのに……。
……落とせるもなにも、
まともに喋ったことねぇしなぁ。
てか、まずあっちが相手にしてくんねぇもん。
でも。手に入らないヤツほど、
欲しくなんのは俺も一緒。
だから、どんな手を使ってでも
俺のモノにしてやるよ。














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。