〜それぞれの“すき”がひらいた、シェアハウスの午後〜
春らしい穏やかな陽ざしが、シェアハウスのリビングを柔らかく染めていた午後
先日初めてJUMPシェアハウスに遊びに来た、目黒凛、鈴原舞華、小森桜、佐藤蓮の4人は、今日も再び愛花の誘いで遊びに来ていた
だが、今日はただの“再訪”ではなかった
彼ら4人は、それぞれ密かに抱えていた“ある気持ち”を、この日ついに打ち明けることになった
その気持ちとは——**「実は、自分もJUMPファンだった」**ということ
それを言い出したのは、リビングでジュースを飲んでいた時、何気なく流れてきたBGM
「Chau♯」のイントロが鳴った瞬間、凛がそっと口を開いた
愛花がびっくりして振り返る
ソファでそれを聞いていた山田と知念は目を合わせて、そっと微笑んだ
凛が真っ赤な顔で
と呟くと、愛花は
と手をつないだ
そこへ今度は、桜がぽつりと続けた
知念は照れつつも、
と冗談まじりに笑った
愛花はますます目を輝かせる
思っていた以上に、同じ“好き”がそばにあったから
そして3人目——舞華がリュックをごそごそしながら、おずおずと口にした
愛花は、舞華の手をぎゅっと握って言った
そして最後
蓮が黙っていた口を開いた
少しだけ恥ずかしそうに、でもはっきりと言った
愛花は、自分以外にも“JUMPが好き”な子がこんなにいたことに、胸がいっぱいになった
メンバーたちも、その言葉に目を細めながら、それぞれの“ファン”に向けてそっと声をかける
シェアハウスの午後
笑い声と、照れくさいありがとうが混ざって、どこにもない“特別なファンミーティング”みたいになっていた
今日のJUMPは、ステージの上じゃなかったけど、「心に一番近い場所」で、ちゃんと歌っていた


















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。