第28話

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2026/02/10 01:00 更新
【設定】

🐶:学生 / 🦊:天使、?
  
  
あれは、夢だったのか。
青い空の下、綺麗な花々と草木が咲く丘で俺は君と遊んだ時間が10年経ってもまだ俺の頭に鮮明に焼き付いている
君は天使のようだった。たしか、白い小さな翼のようなものがついていた
白くてスベスベの肌に良く合っていた。君のことはそれくらいしか覚えてない
mg
mg
( はぁ、俺の目の前にまた現れないかなぁ )
なんて考えが浮かび、授業の内容が頭に入ってこない
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… じゃぁ、さっき言った問題をノートに解いて。時間は15分しか取らないから素早く正確に。始め〜
やっべ、聞いてなかった。
黒板に解く問題が載っているページが書いてあったから、急いで教科書を開いて解いた
  
  
バタバタしたけど、学校が終わった。今日は母から郵便局に行ってハガキを出すことを頼まれたからついでに寄り道でもしよ
自転車のカゴには、カバンとスポドリ。自転車が動く振動と夏の風に吹かれてカタカタと音を立てる
mg
mg
ん?こんな道あった?
いつも横を通り過ぎる古びた植物たちが売っているお店の少し横に、小さな道。
mg
mg
… 行ってみよう
危ないから行かないとかいつもなら思うのに、今日は何故かこの道に導かれるように進んだ
夏の匂いをたっぷりと含んだ道を通り過ぎると、あの日みた景色が広がっていた
mg
mg
え、嘘でしょ…
色とりどりの花が咲き誇っている丘や、林檎などの果実が実っている木もあったが、ほぼ同じ景色だった。
mg
mg
これって、現実、?流石に夢か、?
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ww
ふふ、夢じゃないよ
低くて甘い声が俺の耳に届く。聞いたことがある声
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ww
久しぶりだね、君。また迷子?笑
なんて言いながら、けらけらと揶揄う… あの日見た天使さん
mg
mg
ぁ、いや… なんか入ってみたくて入ったらここに来ちゃった〜みたいな、笑
ww
ww
なるほどね、てっきり迷子だと。笑 君、よくここに来れたね
mg
mg
どういう意味ですか、?
ww
ww
君はきっと俺たちから選ばれたすごい人なんじゃないかな。ここへ、入れるのは善人だけ。
うっそ、もしかして天界に来ちゃった?
mg
mg
っあの!どうしたら戻れますか、!?
ww
ww
うーん、それは俺の役目だからなぁ。でも、折角来たからさ楽しんでいきなよ
って俺の手を掴んで走り出した。
それから、お互い自己紹介をして彼から美味しい果実を教えてもらったり綺麗な花で花束を作ったりした
彼はウォヌというらしい。オマケに俺の一個上
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ww
なぁ、ミンギュ。
もくもくと花冠を作っていたウォヌの手が止まりこちらを見つめてくる
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mg
どうしました?
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ww
もうすぐ君を返さないといけない時間かなぁ
mg
mg
え、早くないですか、?
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ww
ルールなんだよ。ほんとは君といたいけどね
なんて寂しく呟くウォヌ兄さん
mg
mg
っ、俺も兄さんといたい!一緒に戻ろうよ、!
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ww
え?
驚いた表情。そりゃそうだよななんて考えつつも俺の口は動いた
mg
mg
兄さんが戻れば一緒に学校も行けるし毎日遊べる!
どうしても彼と一緒に居たかった
でも彼は少し考えたあと口を開いた
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… 元の場所に戻るには自分の片方の翼を無くすこと。それが条件だって、代々伝わって来た。ただ戻ったヤツはここに居た記憶がなくなる。
小さく、でも強い意志を感じた
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それでも良いなら、お前が俺の翼を取って。
ほんとに、いいのかな、
そう目で訴えれば、深く頷いた兄さん
mg
mg
じゃぁ、兄さん。するよ
白い翼に手をかける。大きくて硬かった。
でも、力強く翼を兄さんの背中から取った時周りから凄い勢いで風が吹いた
mg
mg
うわっ、!
思わず目を閉じた。
ごうごうという音が消えた時、目を開けた。あたりは元に戻っていて時計台の時計はまだ15時になっていない
兄さんは、その場でうずくまっていた。しゃがんで目線を合わせれば
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ありがとね、ミンギュ。
そう言って優しく微笑んだ。
  

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