【設定】
🐶:生徒 / 🦊:先生
春。眩しいけど暖かい太陽の光に包まれて、桜の花びらが少しづつ散っていく今日は高校生活最後のクラス替え。はあ、緊張する…ちょっと話すだけの友達はいるけど、親しいって言えるほど特別な子はいない俺理由は、女の子がいっぱい寄ってきたりしてめんどくさくなったり男子もノリが合わない子とか居たし、ウォヌせんせー。そんな俺にとって一番頼れてたくさん話せる先生猫みたいでよく分からない時もあるけど可愛い人そんなこんなで学校について張り出されていたクラス表をみて、階段を登る先生は理科の担当だからほぼ毎日白衣を着てる。たまに今日みたいなスーツだけど真剣な目をして見詰めてきた先生。うるさいくらいに自分の心臓が鳴るなんだ、これ、だんだん小さくなっていく自分の返事に先生は、可愛く、ふふっと笑ったくるっと後ろに向き、手をひらひらと振って体育館の方向へ去って行った先生熱くなった顔を両手で隠しながら、自分のクラスに向かった無事始業式が終わって、クラスに戻って新クラスでの自己紹介やら配布物やらの時間担任はウォヌ先生ではなかったけど、それなりに話せる先生だったから心の中で安心する丁度窓際の席だったため、外の景色を見ていたら先生が花壇の花たちに水をあげていた教卓の前で話す担任の声を流しながら、一つずつ丁寧に水やりする先生を観察するこちらの視線に気づいたのか振り返って、ニコッと笑ってきた先生可愛いななんて柄にないことを思いつつ、先生に小さく手を振ると先生も白くて大きな手で振り返してくれた。嬉しくなって、にやにやしてしまうんげ、バレた。でも近くの友達と話していた他の子たちも注意されたからまだマシなんとなく返事をしてまた外を見つめたら、先生はいなくなっていた帰る時、毎回先生と教室の見回りをしてから帰る俺は、部活とかやってないから遅くまでいれるし何より先生とゆっくりできるこの時間が好き流行りの歌を口ずさみながら、グラウンドで活動している部活を見たり落ちていたゴミを捨てたり時間を潰したC組の窓が閉まっていたのにも関わらず開けた先生。春の香りを含んだ風が教室を充満させるそう言えば、窓の外から見える桜の木を見つめる先生ああ、好きだ。そう唐突に思った。
ずっとこの気持ちに見て見ぬ振りをしていた。この関係は超えちゃいけないからでも、今なら言える気がしたすぅっと、深呼吸をしてから先生を見詰めるこの人はずるい。先生はいつも俺のほしい答えを言ってくれる先生の手がすっと伸びてきたと思ったら、俺の頭を撫でてきた10秒くらい撫でたあと、職員室まで戻っていった先生を俺はただ見詰めるだけしか出来なかった













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。