今はみやとふたりきり。
さっきのパリピっぽい人は部屋を出てった。
みやまで悲しい顔をしていた。
どうして、だろ…………
みやはなにか隠してた気がする………
俺とあの人はどんな関係があったんだろ……………
ホントに思い出せないな。
みやはあのパリピさんを部屋に強引に入れた。
………………なんでそんなことすんの?
みやはなんのつもりだろ…………
みやがいないと怖いし…………
なにを言おうとしたんだろ………
寺島くんは俯いてしまった。
言いたくないのかな……
そっから会話はなくて、
俺自身もあんまり記憶が無い。
数分後、
寺島くんは帰った。
なんだか、
見た目によらず悲しい顔をしていたな……
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。