4年前___
あなた『_え、転勤?』
風呂上がりのリラックスタイム、唐突に放たれた「転勤」の2文字。
華のJK、4月上旬、3年生。
この年には卒業式も控えてある。
そんな時期にこの2文字は、大きな失望、悲しみを生み出すに容易い。
しかし_
父「そうなんや、すまんな。」
母「お父さんの転勤先は東京なんやけど……」
東京
京都府内のとぉーーーく東の方、いわゆる田舎に住んでいる私には、この2文字の方が衝撃的だったと思う。
あなた『トーキョー!?!?!?』
母「取り乱すんも無理ないよな…急に決まったんやもん」
父「それで申し訳ないんやけど…母さんは膝も悪うしとるし、不自由無いよう3人で東京行k」
あなた『行く!!!!!!!!!!』
父「___ええんか?」
あなた『いいよ』
母「高校の友達は……」
あなた『ちょっと寂しいけど……手紙書くよ!
LINEも繋がってるわけだし!』
父「大学受験は……」
あなた『向こう行ってから改めて決める!難しい
とこ多そうだけど…ハハ。』
母「あなたが前向きでいてくれてよかったわ。」
父「ありがとうなぁ」
あなた『出発日とか引越し先、決まってるん?』
父「展開早いなぁ……」
父「決まっとるよ。」
母「確か…5月前半の便で、べいかちょう?ゆうとこやったっけなぁ」
あなた『ふーん』
……どこだ。
地理は得意な方だと思うが…そんな所聞いた事無…………
いや、あるわ。
やたらと事件が多い町……
あなた『…………ま、なんとかなるっしょ!!!』
そして現在____
坂上あなた、22歳。
現在人質にされています。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。