ある日のこと。
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お米5キロと人参とその他野菜…牛乳とマヨね…
OK。頼まれたものは全部揃ったから帰ろ〜っと
今日のおやつ何かな。( ˶>ᴗ<˶)
「はぁ…はぁ…歳はとりたくないものじゃ…」
ん?見るからに亀仙人みたいなお爺さんが何やら大変そう…大丈夫かな。僕も荷物いっぱいあるけど僕は成人男性(1万年以上)だから余裕のよっちゃんイカなんだよね。
よしっだから助けてあげよう。
「誰が亀じゃ!」
「いやぁ…わしも年でのぉ、家はそこの角を右に曲がったところなんじゃがこの距離で疲れてしまってのぉ。それに今日は買わなければならんものがあったから…疲れたわい。」
「買わなきゃいけないもの」というのはまさかだとは思うけどその右手に大事そうに持っている
でかいメロンを引っ提げた女の子が写っている雑誌のことだろうか。
…うん。正直に言う可愛い。可愛いけど…あなたちゃんには負けるね。…顔はね((ボソッ…
それにしてもますます亀仙人みたいだな。このおじいちゃん若いなぁ…。
おじいちゃんっていうか年下だけど。
「( ´灬` )フォッフォッフォッ若いのに偉いのう。女子であったら間違いなく声掛けたわい。」
「さ、早う帰ってこのムフフ本を楽しむかのぉ。」
このおじいちゃんほんとに若いな。…年下だけど。
「ふぉっふぉ。ありがとうな若者よ。ちょっと待っておれ。」
「ほれほれ、持ってきたぞ。ホイ!これじゃ!これ持っていくんじゃ。」
そう言っておじいちゃんが差し出したのは
「今夜もあなたを元気にする!2回戦突破!」
という謳い文句が書かれた夜の運動会用のドリンク…
えっ…マジか…おじいちゃん…
「あ、ワシとしたことが…間違えちゃったわい。これはダメじゃ…マミコちゃんと会う時に使うやつでのお、こっちじゃった。ホイ!」
今度こそおじいちゃんが差し出したのは
「drinkme🎶」
と書かれた派手な見た目の飲み物。「drinkme」って
アリス?なんだこれ。こんなものがこの世にあるなんて。
「これはのぉ不思議な飲み物でな。なんでもこれを飲むとたちまち小さくなる?のか変なうさぎが見えるとかなんかで販売のお兄ちゃんが言っておってのぉ。好奇心で買ってもうた!」
「ドンキじゃ。」
「2回戦を買うためにの。それよりこれ貰ってくれ、お礼じゃ。。ワシにはこの男の味方があるからの。」
「( ´灬` )フォッフォッフォッまた来るがいいぞい〜
さて、マミコちゃんのところに行くかの💗」
おじいちゃん聞こえてるよ。2回戦飲んでから行くんだね。
あ、早く帰らないと!チャニヒョンが心配しちゃう!
急げ!
🏃💦💨
カランコロン
ガサッ…
小さくなるとか変なうさぎが見えるとか言ってたけどほんとかなぁ。なんか嘘くさいけど…っていうか危なくないそれ。間違いなくハイになるやつじゃないのこれ。所持してるだけでお巡りさん来るやつなんじゃないのこれ。
…まあ興味がないって言ったら嘘になるけれども。
気になるっちゃぁ気になる…。飲んじゃおうかな。
よく男は度胸、女は愛嬌、オカマは最強なんて言うし。
ここはひとつ男は度胸って言うことで!
ゴクゴクゴクゴク
今のところ変な感じしないけど…めっちゃまずい。
渋谷のギャルみたいに「鬼」とか使っちゃったよ。もうギャルの仲間入りだよ。…ブラックダイアモンド入れるかな。
ぴょんぴょん🐇
ぴょんぴょん🐇
ぴょんぴょん🐇
そして1歩踏み出した瞬間
ヒュンッ
地面の感覚がない。…ということは…
ヒューーーーーーーー
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ヒューーーードテッ
ぴょんぴょん🐇
てくてくと歩いていくとそこには長いテーブルにたくさんの料理やティーカップなどが置かれていてどれも美味しそう。でも「知らない人のものは食べちゃいけないよ?」ってチャニヒョンから言われているので食べないでおこう。
でもなぁ…お腹すいたなぁ…おやつ食べてないし…
ちょっとぐらい…いいよね。
美味しそうだなあ…どれから食べようかな…
あ、このほうれん草とベーコンのキッシュとか美味しそう。食べよ。
(。・н・。)パクッ
サクサクのパイの中にはバターやまろやかな生クリームがほうれん草とベーコンとものすごくいい塩梅に混ざりあってさながらハーモニーを奏でているようで。
とても幸せ。
いつまでも食べれちゃいそう。あっこのモンブランとかも美味しそうだし、プリンもチーズケーキも美味しそう。
誕生日ケーキもある。…ってことは誰かの誕生日なのかな…え、僕めっちゃまずいことしてる?やばい?
「あーーーーーー!!!!!」なんて言う怒号というか絶叫が右斜め後ろから聞こえてきて危うくキッシュを器官に詰まらせるとこだった…
誰だろ。
そこに居たのは、長い白いハットを被ったチャニヒョン。
白いハットに青の線が入ってるからなんだか怪盗キッドみたいだけど、コスプレのイベントか何か?
あんなに立派な大木ぐらいの得体もしれない魔物?にチャニヒョン食べられちゃうの!?!?
しかも僕のせいで…どどどどどうしよう。
チョコレートを使ったケーキ…あっ!!!!!
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するとチャニヒョンが被っていた帽子に足が生え手が生え目が開いて。料理たちを監視し始めた。
確かに、恐ろしくて料理たちに近づけないや。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。