第24話

ただ笑っていればいい ℝ𝕠×ℝ𝕚
928
2023/03/29 09:00
編集者
編集者
お久しぶりです!
フォロワーさんが50人を突破しました!
本当に有り難い限りです…!
編集者
編集者
これからものんびり気ままに
やっていくつもりですので、
気長に待ってくださると嬉しいです!
編集者
編集者
今回はタイトルにもあった通り
るぅりーぬとなっております!
あと話が短めです…!
作中にキャラ崩壊が含まれますので
それでも良い方のみお進みください!







【りいぬSide】
りいぬ
りいぬ
よし、準備できた!
忘れ物もなし…っと!
今日はるぅとくんと2人で遊園地に行く日。

最近出掛けてないなぁと思っていたところに、
るぅとくんがお出かけに誘ってくれた。

もちろん活動も楽しくて生きがいなのだが、
こうやって完全オフで遊ぶのは久しぶりだから
すごく待ち遠しくしていたのだ。
りいぬ
りいぬ
ふふっ、楽しみだなぁ、
頬を緩めたまま、俺は集合場所に向かった。




りいぬ
りいぬ
えーっと…ここで合ってるかな…?
約束していた集合場所に到着し、時間を確認する。
りいぬ
りいぬ
ん!時間ぴったり!さっすが俺✨
予定していた時間ちょうどに到着して
得意げに待つこと数分、
るぅと
るぅと
りいぬー!
りいぬ
りいぬ
聞き慣れた声が聞こえて振り向くと、
小走りでこちらに向かってくる人が見えた。

相変わらずスタイルがよろしいこと。

普段の声質からは想像できない格好よさに、
初対面の頃はすごく驚いたもんだ。
るぅと
るぅと
おはよーりいぬ!
りいぬ
りいぬ
おはよー、
ちょっと遅いぞーw
るぅと
るぅと
う…踏み切りに捕まってたの!
りいぬ
りいぬ
w、はいはい
るぅと
るぅと
待たせちゃった?
りいぬ
りいぬ
ううん、俺もさっき着いたばっかだから。
るぅと
るぅと
よかったぁ…
りいぬってホント遅刻しないよね。
りいぬ
りいぬ
ちゃんと余裕持って行動してるからね✨
るぅと
るぅと
流石です…
りいぬ
りいぬ
それじゃあ行こっか!
るぅと
るぅと
うん!今日楽しみにしてたんだよね〜
りいぬ
りいぬ
俺も俺もっ!
るぅとくんとの会話に心を弾ませながら、
遊園地に向かった。




わいわい…がやがや…

【るぅとSide】
るぅと
るぅと
うわぁ…やっぱ人凄いな…
りいぬ
りいぬ
だねぇ…
早めに着いたつもりだったが、
想像以上の混みようにちょっと引いてしまう。

やっぱ休日だと混むよなぁ…。
るぅと
るぅと
でもチケットは先に取ってあるし、
意外とすんなり入れそう!
りいぬ
りいぬ
よし!そうと決まれば早速行くぞー!
るぅと
るぅと
ちょ、りいぬ待って!
意気揚々と足を進めるりいぬを追いかけて、
園内へと入った。





りいぬ
りいぬ
ねぇるぅとくん、何から乗る!?
るぅと
るぅと
そうだねぇ、まだ人も少ないほうだし、
初手ジェットスター行っちゃう?w
りいぬ
りいぬ
お、いいねぇ!行こ行こ!
嬉しいことに、僕たちはふたりとも絶叫系が平気だから、
お互い特に気を遣わずに楽しめそうだ。

今日はめいっぱい遊ぶぞ…!
るぅと
るぅと
最初からへばんないでよ?
りいぬ
りいぬ
るぅとくんこそ!w






【るぅとSide】

楽しくて次から次へと乗っていたら、
いつの間にか午前中が終わっていた。

ちなみにお互い体力はまだ有り余っている状態。
りいぬ
りいぬ
っあ、るぅとくん見てよ!
さっきのジェットコースターのときの!
見ると、よくある落下する瞬間の写真が
モニターに映し出されていた。
るぅと
るぅと
うわ、やめてほしいんですけど
こんな酷い顔晒すの!
りいぬ
りいぬ
www
るぅと
るぅと
はぁ〜…あ、もう12時過ぎてる…
りいぬ
りいぬ
ホントだ、あっという間だねぇ、
るぅと
るぅと
うん、そろそろお昼にする?
りいぬ
りいぬ
いいねぇ!俺もお腹空いてきたし!
るぅと
るぅと
この辺りに飲食店ってあったかなぁ…。
りいぬ
りいぬ
ねぇるぅとくん、
ちょっとトイレ行ってきてもいい?
るぅと
るぅと
ん、いいよ。ここで待ってる。
ついでに飲食店探しとくね。
りいぬ
りいぬ
ありがとー!
満面の笑みで手を振るりいぬ。
トイレに行くだけで楽しそうだなぁ。

りいぬに軽く手を振りながらスマホで飲食店を調べる。
せっかくだしちょっと高級感のあるものでも…
男#1
男#1
〜ー、〜。
男#2
男#2
〜〜〜、ーーーw
るぅと
るぅと
……?
ふと、トイレの近くにいる男性2人に目がいく。

一度目に入ってしまったらもう気になってしまって、
思わずその男性らに近づく。
男#1
男#1
なぁ、アイツ良さげじゃね?
男#2
男#2
あぁ、ここで待ち伏せするか。
“アイツ”とは誰のことだろう。
誰のことであろうと、あまりいい奴らではなさそうだ。
男#2
男#2
んでもよぉ、赤髪って結構目立ちそうだな
るぅと
るぅと
男#1
男#1
騒がれる前に人混みから連れ出した方が
良さそうだな。
赤髪なんてここ最近で一人しか見ていない。
話の内容的にもナンパとか
そういう可愛い行いではなさそうだった。
るぅと
るぅと
…………。
となると、やることは一つ。





るぅと
るぅと
…ねぇ、お兄さんたち。



【りいぬSide】

あっという間に午前中が終わり、
そろそろお昼ごはん時になるころだ。
りいぬ
りいぬ
うぅ…トイレ意外と混んでたなぁ…。
公衆のトイレはあまり清潔でもなさそうだし、
さっきみたいな人混みにもなりやすいから
あまり好かない。
りいぬ
りいぬ
早くるぅとくんのとこに戻らないと…!
トイレから出て、ふと見覚えのある姿が目に入る。
りいぬ
りいぬ
……?るぅとくん?
そこにいたのは確かにるぅとくんだった。
見た感じ2人の男性と話しているようだ。
りいぬ
りいぬ
友達とか……、?
話している内容が気になるが、
友人との会話ならあまり盗み聞きは良くないと思って
先に待っていようとしたら、
るぅと
るぅと
ーーーー、……!
るぅとくんと目があった。
るぅと
るぅと
おーい!りいぬ!
2人に軽い挨拶のようなものをしてから、
こちらに笑顔で向かってくる。
りいぬ
りいぬ
るぅとくん、ごめんね待った?
るぅと
るぅと
ううん!ぜーんぜん!
それより何もされてない?
りいぬ
りいぬ
え、うん。トイレ行っただけだし…
るぅと
るぅと
良かった!
唐突に俺の安否を聞いてくるるぅとくんに疑問を抱く。

てか、俺に気づいてからすぐに向かってきてくれたけど、
友達は大丈夫だったのかな…?
りいぬ
りいぬ
ねぇるぅとくん、
さっきの人たちはもう大丈夫なの?
るぅと
るぅと
大丈夫大丈夫!
別に友達でもなんでもないし。
りいぬ
りいぬ
え、そうなの?
友達じゃないとすれば誰だろう。
スタッフさんにあんな人はいなかったし
そもそもこんな遊園地で出くわすなんてありえない。

少しの間考える。
すると、ピコンッと頭の中で1つの答えが浮かんだ。
りいぬ
りいぬ
っあー!もしかして逆ナン!?
るぅと
るぅと
え、
りいぬ
りいぬ
やっぱり!!
もーこれだから爽やかイケメンは困るんだ!
同性からも好かれるとか人気者過ぎない?
あれでもよく見たらさっきの人達なんか怯えてる…?
るぅと
るぅと
ほら、行くよりいぬ!
いい感じの飲食店も見つけたから!
りいぬ
りいぬ
え、あぁうん。
るぅと
るぅと
あ、あと今日はもう僕から離れないでね?
りいぬ
りいぬ
えっなんで!?急すぎない!?
るぅと
るぅと
いいからいいから♪
何話してたんだろ…めっちゃ気になる…。

るぅとくんに背中を押されながらその場を離れた。



【るぅとSide】

りいぬに勘付かれたと思って焦りが生じたが、
いい感じに勘違いしてくれて助かった。

逆ナンはちょっと違い過ぎるけど。
そもそも先に話しかけたのは僕だし。
るぅと
るぅと
ほら、ここの店良さそうじゃない?
りいぬ
りいぬ
ほんとだー!でも高くない…?
るぅと
るぅと
今日は特別だよ?
りいぬ
りいぬ
え、まさか。
るぅと
るぅと
僕が奢ってあげる!
りいぬ
りいぬ
ホントに!?やったぁるぅとくん大好き!
ぱぁっと笑顔になるりいぬを見て思わず頬が緩む。
やっぱりりいぬは笑顔が一番だ。
りいぬ
りいぬ
これからもこうやって遊びに行きたいねぇ!
きゃっきゃと幸せそうに話すりいぬ。

そう、それでいい。
君はそうやって、僕の横で笑っているだけでいい。

そうしてさえくれれば、あとは僕が守ってあげる。

よくメンバーからも“りいぬのセコム”なんて言われるけど、
そんな優しいものじゃない。
りいぬを守るためだったらなんだってする。


たとえそれが、過ぎた行いでもね。




先程の男性らを横目に、僕たちは飲食店に向かった。
きっとあの人たちは、一生僕らに近づけない。
るぅと
るぅと
行こっか、りいぬ。

-----------------------------------------------------------------終
編集者
編集者
ここまで読んでくださり
ありがとうございます!
編集者
編集者
るぅとくんが男性らに何をしたかは
ご想像におまかせします。
編集者
編集者
無意識に守るセコムるぅとくんと
それに気付かない鈍感りいぬくんがすき。
いっそのこと全員で守ってあげてくれ。
編集者
編集者
次回までしばしお待ちを…!

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