理事長と話をした翌日。
いつものように登校し、授業を受ける。
何ら変わりのない日常で変わったことがあるとするなら。
まず、殺せんせーが増えたことが1番の衝撃だ。
1人に約4体。
多分昨日のことが引き金だろう。
俺は、殺せんせーの声を聞きつつ思い出す。
「次の中間テスト。5位以内に入らなければ、本校舎に帰ってきなさい。」
誰が帰るもんか。
俺は殺せんせーに聞いた。
分からないところがあれば全部聞いた。
だが、ひとつ思うことがあると思う。
俺の目の前にいるのは、殺せんせー、犬、猿、鳥...
桃太郎か!!
そんなたわいもない話もさながら、授業の終わりを告げる鐘がなった。
さっきの授業でとったノートを見返しつつ教卓の方を見る。
そこにはバッテバテの殺せんせーが。
と、自分の世界に入りニヤニヤする殺せんせー。
例えるとするなら、エロ本読んでる時の殺せんせーだ。
俺は下を向いて問題を解き直していた。
前を向くとバツの顔をした殺せんせーが...
怒っている雰囲気の殺せんせーは少し怖かった。
なぜ、怒っているのか教卓の周りにいた生徒に話しかける。
まあ、確かに100億円あれば人生バラ色だもんな。
皆がそう思うのは自然な事だね。
だけど、勉強を熱心に教える先生ほどそういう事は嫌いなのかもね。
陽斗と離れて、カルマ達と外へ出る。
殺せんせーはゴールを退けたりしている。
ゴールを退けたりした後くるっと振り返る殺せんせー。
殺せんせーは感情が読みやすい。
ただ今の殺せんせーは何を考えているかサッパリ分からない。
こういうことを聞いていると、ビッチ先生は本当に殺し屋なんだと実感する。
また、くるっと烏間先生の方へ振り返り聞く。
全員が烏間先生に目を向ける。
陽斗の言葉を遮って殺せんせーが話す。
くるくると回りながら。
殺せんせーは、くるくると回り続けいつの間にか大きな竜巻になっていた。
そう言って、殺せんせーのいる校庭へ目を向けると地面の凸凹がなくなっており
そして、草なども無くなっていた。
殺せんせーは、地球を破壊する力を持っているということを再確認する。
殺せんせーは第2の刃を示さなければ、校舎を平にして逃げ去ってしまう。
そんなこと俺は嫌だ。
やっとE組で楽しいことが出来るのに...
そういう殺せんせーは、無理難題を突きつけているようには俺には見えなかった。
俺は絶対に5位以内を取ってE組に残る。
俺は、E組であることを胸を張って言いたい。
自分たちがアサシンであり。E組であることに...
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。