こんなノロノロの更新に付き合って、いつも読んでくださる方々に感謝しかありません。
そしていつも遅くてごめんなさいm(_ _;)m
きっかけはささないことだった気がする。
バトル中に偶然あなたちゃんを見つけた。
可愛い、そう思った。気づいたら惹かれていた。
一目惚れ、っていうのかな。
それに、あなたちゃんについてもっと知りたいと感じた。
それから、彼女と関わることが、少しずつ増えていった。あなたちゃんは、少し感情表現が乏しいけれど、ボクと話していて、時折楽しそうに目を細めて笑うその顔が好きだった。
二人でいる時に見れるこの笑顔が大好きだ。
あなたちゃんの驚いた顔、ちょっと切なげな顔、そんな色々な表情のあなたちゃんを知ることができて、毎日が楽しかった。
たまに、一緒にカフェに行ったり。
時には、バトルに潜ったり。
……彼女の笑顔が見られれば、それで満足、
だったはずなのに……
この頃、ボクはちょっとおかしいみたいだ。
あなたちゃんのことは、もちろん大好きだ。その気持ちは今も変わらない。
なのに。
彼女の笑顔を他の人に見せたくない、なんて考えちゃっている。
彼女の視線が、僕だけを見てくれればいい。
そんな思いが、心の中で渦巻いている。
ゴメン、近づかないで。
これ以上、ボクを狂わせないで。
ガッ!!
気がついたら、ほぼ反射的に彼女の首筋に手刀を叩き込んでいた。当たりどころが悪かったのだろう、あなたちゃんは一発で力無くバタッとその場に倒れてしまった。
何故か、不思議と罪悪感などは感じなかった。むしろ、何処か満足げな気持ちに近いものを覚えていた。
あなたちゃん視点
体がひどく痛む。
見覚えのない天井が一番最初に視界に入る。
ここは……どこだっけ?
いつも通り何も変わらない優しい声。なのにに何故か謎の違和感を覚えてしまう。
本当は顔を上げて話したいが、体を動かすことも愚か、意識もはっきりとしないので下手に動かず、このまま会話を続ける。
ジャラッ
金属の擦れるような音がして、そこでやっと気がつく。 ワタシは、彼に監禁されている、ということに。
ワタシの左手首には、無機質な鉄の鎖がベットに繋がれていて、さらに、首輪のようなものまで繋がれていた。
……あぁ、思い出した。
バトルの帰り道、彼に、プリンツくんに気絶させられたんだ。
これから、ワタシはどうなるのだろうか?
彼に監禁されるほど、恨みを買うような行為をした思い出は無いんだけどなぁ。
少なくとも、外に出ることは許されなさそうだ。
……何だろう?恐怖心が何処かに消えちゃった気がする。 それとも……プリンツくんになら、監禁されてもいい、って思ってるのかな?
そっか、これで、ワタシはプリンツくんのモノに、プリンツくんはワタシのモノになるのかな?
これで、ずっとずっと……♡
〜END〜













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!