第2話

別れと出会い
371
2020/03/18 11:00
ウソクと私は中学1年生から3年生までの間
約3年付き合ってた
私とウソクの出会いは
韓国のダンス教室だった
私は日本と韓国のハーフで日本に住んでた。
小学校6年生の冬休みに韓国のダンス教室に通った。
そこで声をかけてくれたのがウソクだった。カトクを交換してそれから毎日話して、一緒にダンスの練習もしていた。後からわかった事だけど私のお母さんとウソクのお母さんは親友だったらしい。
冬休みが過ぎて私が日本に帰る時、ウソクは私に告白してきた。もちろんウソクといるのは楽しかったし、一緒にいて安心できるから、いいよと返事をした。
韓国と日本。遠距離恋愛だったけど楽しかった。
中学校入学の時。私の学校は小学校からエレベーター式に上がってく感じの学校だったから、クラスのみんなとは知り合いだった。
そこに先生が 転校生が来た と言って出てきたのは私が会いたかった ウソク だった。
ウソクは中学校3年間、留学という形で日本に来たそうだった。家は一人暮らしだったので、お母さんに頼み込んで私も住ませて貰うようお願いした。もちろんウソクがどんな子か分かってるから了承してくれた。
私達はお互いの親から
結婚しちゃえばいいのに
と言われていた。2人が結婚するってなったらすぐに了承してくれるらしい。
でもまだ中学生だ笑
でも私達は付き合ってる事を学校の友達には言わず秘密で付き合っていた。
だから学校でイチャイチャ出来ないんだけど、それでも私は韓国語が喋れるからと先生にウソクのそばにいるようにお願いされていたので一緒にいれた。
一緒にダンス部に入って、帰る時は一緒に帰った。帰る時間は遅いので周りは暗いし、誰もいないので手を繋いで帰っていた。とても幸せだった。
家に帰ってご飯を食べ、宿題をやって、お風呂に入って、夫婦みたいな暮らしをした。
どんなに忙しくても、10時には2人で一緒にベッドに行くと決めていた。2人でゆっくり話をして、キスをして、ハグをして、そのまま寝ていて、いつの間にか朝になってる
そんな幸せな暮らしが3年間続いた。
きっと高校に行ってもこの暮らしが続くんだろう。そう思っていた。
私達はお互いにアイドルになる事を夢見ていて、いつか一緒にステージに立とうと約束した。
高校は違う所になってしまった。お互いアイドルが行く学校に行ったんだけれども忙しくてなかなか会えなかった。
そんなある日、久しぶりに休みが合ったので、デートする事にした。
そこで私は衝撃的な言葉を聞いた。
ウソク
ウソク
別れよう。
なんでだろう。上手くいってたはずだったのに。最近は忙しくて会えてなかったけど、カトクで連絡し合ったり、毎日電話したりしていたはず。
あなた

私の事が嫌いになったの??
どこが悪かった??治すから。お願いだから。別れるなんて言わないでよ…
私は…ウソクが居ないとだめなのに…

ウソク
ウソク
ごめん…
あなた

ねぇ…なんで…

ウソク
ウソク
…飽きたんだよ。
あなたの事、もう飽きたんだ
あなた

え…
結婚しようって約束は??
一緒にステージ立つって約束したじゃん!!

ウソク
ウソク
ごめん…
ウソクはその場を去った。
それから今までずっと会わなかったし連絡もしなかった。
会いたくなかった
いや、本当はものすごく会いたかった
ウソクと付き合ってた時は楽しかったし、毎日が幸せだった。
私は貴方の事を_
愛していた_








それから、今の事務所にスカウトされて練習生になった。
ウソクの事を忘れるために一生懸命になって練習した。
その頃だった。スンヨン오빠に会ったのは。
スンヨン
スンヨン
いやぁ
初めて見たよ
そんなにかっこよく踊れる人
あなた

あ、ありがとうございます!!スンヨン先輩ですよね?!いつからここにいたんですか?!

スンヨン
スンヨン
そうだよ~
う~ん、結構前かな
あなた

全然気付かなくて申し訳ないです💦

スンヨン
スンヨン
いいんだよ~
でも本当にずっと踊ってたから、なんかあるのかと思ったよ笑
あなた

笑笑
忘れたい事があったので…笑

スンヨン
スンヨン
そうなんだ!!辛かったらいつでも話していいんだからね??
あなた

ありがとうございます😭

スンヨン
スンヨン
そういえば名前なんて言うの??
あなた

あなたです!!

スンヨン
スンヨン
あなたちゃんか~ 
僕の事오빠呼びでいいからね~
あなた

ありがとうございます!!

スンヨン
スンヨン
じゃあ僕はもう行かなくちゃ
練習頑張ってね!!でも頑張りすぎは良くないよ~
あなた

はい!!ありがとうございます!!
お気を付けて~

かっこいいな
いつか一緒に踊ってみたい
そう思っていた
あなた

…ん…あれ?!
寝てた?!

いつの間にか寝てしまっていたみたいだ。
しかも練習室で
スンヨン
スンヨン
あ。起きた。
あなた

え?!スンヨン오빠?!
どうしてここに

スンヨン
スンヨン
仕事終わりに来てみたら寝てたから笑笑
あなた

歌の練習してたらいつの間にか寝ちゃってたみたいです…笑

あなた

あ、毛布
もしかして掛けてくれたんですか??

スンヨン
スンヨン
そうだよ~ 
ここ寒いしね
あなた

ありがとうございます😭
あ、毛布掛けてくれたお礼になんかしますよ!!ジュースとかでも奢りますか??

スンヨン
スンヨン
毎日ここに来て練習してるの??
あなた

え??あ。はい。

スンヨン
スンヨン
じゃあ、お礼として
僕も毎日ここに来て練習していい??
あなた

え、全然いいですけど
スンヨン오빠はいいんですか??

スンヨン
スンヨン
もちろんだよ笑
でなきゃこんなこと言わないし
あなた

あ、そうですよね笑

スンヨン
スンヨン
今日はもう遅いから家帰ったら??
送ってくよ??
あなた

あ、、

家はウソクと一緒に暮らしいたから
もしかしたら家に居るかもしれない
…行きたくないな…
ずっと練習室にいたし…
スンヨン
スンヨン
ん??
あなた

家はあるんですけど…
帰りたくなくて…笑
わがままでごめんなさい
スンヨニ오빠の事玄関まで見送ります

スンヨン
スンヨン
そうなの…?
じゃあ僕の家くる??
あなた

…え??

あまりにも真顔で言うから、本気かと思ってしまう
スンヨン
スンヨン
冗談だと思ってる??笑 
でもこのままここにいたら事務所に迷惑かかっちゃうんじゃない??
あなた

ぐ…

スンヨン
スンヨン
ごめんごめん
責めてるわけじゃないんだ
スンヨン
スンヨン
言い方変えるね
スンヨン
スンヨン
僕の家に来てください
あなた

え??

あなた

い、いいんですか??

スンヨン
スンヨン
もちろん。
逆に来て欲しいな笑
1人だと暇だし
話し相手が欲しいから笑
あなたちゃんがいいなら家来な
あなた

え…
じゃあ、甘えちゃってもいいですか…??

スンヨン
スンヨン
やった!!そう来なくちゃ!!
あなた

申し訳ないです💦

スンヨン
スンヨン
全然大丈夫だよ~
スンヨン
スンヨン
じゃあ行こうか
あなた

はい。

スンヨン
スンヨン
持ち物は何もいらないの??
あなた

なにもいらないです。

スンヨン
スンヨン
そっか。服は??
あなた

…あ
でも…家に…

スンヨン
スンヨン
ちょっと大きいかもだけど僕の服着ればいいよ
あなた

ありがとうございます😭

あなた

どうしてスンヨニ오빠はこんな私に優しくしてくれるんでしょうか??

スンヨン
スンヨン
え~
知りたい??笑
あなた

はい!!気になります!!

スンヨン
スンヨン
なんでだろうね…
あなた

え~
酷い笑

スンヨン
スンヨン
ささ~
行こう!!笑
スンヨン
スンヨン
ね~あなたちゃん??
あなた

はいっ!!なんでしょう!!

スンヨン
スンヨン
家に泊めてあげる変わりに僕の言う事聞いてくれるって約束してくれない??
あなた

いい…ですよ??

スンヨン
スンヨン
本当にいいの??今日初めて会ったどこのどんなやつかも分からない人なのに??
あなた

いいですよ笑
スンヨニ오빠はそんな人じゃないって、もう雰囲気がそう語ってますもん!!笑

スンヨン
スンヨン
そうなんだ笑
あなた

はい笑

スンヨン
スンヨン
あ、ついたよ
あなた

おお~

スンヨン
スンヨン
どうぞ入って
あなた

お邪魔します~

スンヨン
スンヨン
は~い
あなた

わぁ~!!綺麗!!

スンヨン
スンヨン
そう??ありがとう笑
あなた

統一感あって綺麗です!!

スンヨン
スンヨン
笑笑
スンヨン
スンヨン
ご飯食べる??
あなた

あ、作りましょうか??

スンヨン
スンヨン
え、いいの??
あなた

もちろんです!!泊めてもらう身なので何かしないと!!笑

スンヨン
スンヨン
え~
じゃあ作ってもらおうかな笑
あなた

分かりました~!!何がいいですか??

スンヨン
スンヨン
オムライスは??笑
あなた

いいですよ笑

私がオムライスを作ってる間、スンヨン오빠は手伝ってくれていた
あなた

あちっ!!

スンヨン
スンヨン
大丈夫?!冷やしな!!
そう言ってスンヨン오빠は私の手を掴んで水で冷やしてくれた
あなた

あ、ありがとうございます

スンヨン
スンヨン
大丈夫??
傷になったら大変だから気をつけてね笑
あなた

はい笑

______________________________
あなた

よし!!出来た~!!

スンヨン
スンヨン
お~美味しそう!!
あなた

じゃあ食べましょ!!

スンヨン
スンヨン
うん!!いっただっきま~す
あなた

美味しいですか??

スンヨン
スンヨン
うん!!めっちゃ美味しい!!今まで食べた中で1番だよ!!
あなた

ありがとうございます!!1番は言い過ぎですよ笑

スンヨン
スンヨン
本当だからね笑
そういえばウソクはこんな素敵な事言ってくれなかったな…
手伝いもあんまりしてくれなかったし…
って、何考えてんだ
あんな最低男、忘れなきゃなのに…
スンヨン
スンヨン
あなたちゃん
こっち向いて
あなた

はい??

スンヨン
スンヨン
ケチャップついてるよ笑
そう言って指で私の口近くにあるケチャップを取ってくれた。その指をぺろっと舐めた。
あなた

あ、ありがとうございます
こんな歳にもなって笑

不意にもドキドキしてしまっていたみたいで、顔があつい
スンヨン
スンヨン
ご馳走様でした~
あなた

私片付けますよ~

スンヨン
スンヨン
ありがとう!!
あなた

오빠は、テレビでも見てゆっくりしててください!!

スンヨン
スンヨン
え~
手伝うよ??
あなた

いや、大丈夫です!!笑

スンヨン
スンヨン
そっか!!
_________食器を洗っていると__________
スンヨン
スンヨン
あなたちゃん!!電話来てるみたいだけど
あなた

え??誰からですか??

スンヨン
スンヨン
キムウソク だって
ガシャン
聴きたくなかった人の名前が出てきたのでびっくりして食器を割りそうになった
スンヨン
スンヨン
大丈夫?!
あなた

あ、ごめんなさい
食器は無事です

スンヨン
スンヨン
食器は別に割れてもいいんだけど、あなたちゃんに怪我があったら大変だよ~
あなた

怪我ないです!!元気です!!笑

スンヨン
スンヨン
なら、良かった笑
____________食器洗いも終わり____________
スンヨン
スンヨン
お疲れ様~
さっきからずっと キムウソク って人から電話来てたよ?
あなた

え…

ブーブー
あなたの携帯がなった
画面は キムウソク を表示している
あなた

はぁ…

あなた

もしもし

ウソク
ウソク
…ごめん…
あなた

何??用ないなら切る

ウソク
ウソク
家…帰ってないみたいだね…
あなた

うん

ウソク
ウソク
…どこかに泊まってるの?
あなた

うん

ウソク
ウソク
どこ…?
あなたはチラッとスンヨンの方を見た
スンヨン
スンヨン
スピーカーにして!!(小声)
なぜスピーカーにするのかは分からなかったがスピーカーにした
あなた

え…
오빠の家

ウソク
ウソク
오빠って誰
あなた


もう貴方には関係ないじゃん

ウソク
ウソク
…あ…
そっか…ごめん…
あなた

なに
他に用ないなら切るよ

ウソク
ウソク
……ごめん
おやすみ
あなた

え??
うん

ブチッ
スンヨン
スンヨン
大丈夫??なんか、怒ってるみたいだけど
あなた

あ、大丈夫です
少しカッとなってしまいました…

ぽんぽん
あなた

…え??

スンヨン
スンヨン
あっ!!ごめん
無意識に頭触ってた
あなた

あ、びっくりしました笑笑
大丈夫ですよ
なんか、오빠に頭ぽんぽんされると安心しますし

スンヨン
スンヨン
ほんと??じゃあこれからいっぱいしちゃおうかな~
あなた

それもちょっと笑笑

スンヨン
スンヨン
笑笑
本当にスンヨン오빠と一緒にいると
安心して落ち着く
スンヨン
スンヨン
ね~あなたちゃん
あなた

はい!!

スンヨン
スンヨン
彼氏いないの??
あなた

え…居ると思います??

スンヨン
スンヨン
うん!!
あなた

居たらここにいませんよ‪w‪w

スンヨン
スンヨン
そっか!!
可愛いから居ると思った笑
あなた

笑笑

い、いま、可愛いって言ったよね?!
ほんとにびっくりするよ…
スンヨン
スンヨン
じゃあさ…
スンヨン
スンヨン
僕と契約しない??
あなた

契約??

スンヨン
スンヨン
ジスちゃんがここに住む代わりに僕のそばにずっといる
スンヨン
スンヨン
どう??
一緒にいるだけでいいんだよ??
あなた


そんな事だけでいいんですか??

スンヨン
スンヨン
いいよ!!
あなた

じゃあ契約します!!
明日家にこっそり行って荷物全部取りに行きます!!笑

スンヨン
スンヨン
お~!!やった!!よろしくね~
あなた

はい!!

スンヨン
スンヨン
あ、お風呂先入りな~
あなた

ありがとうございます‪!!

____お風呂上がり____
あなた

오、오빠

スンヨン
スンヨン
ん??
あなた

上の服来てくれませんか///////

スンヨン
スンヨン
ん??あ、ごめんごめん笑
お風呂入ったばっかりで暑かったから笑
あなた

あ、ありがとうございます笑

スンヨン
スンヨン
そういえば僕の服、ちょっとおっきかったね
あなた

そうですね笑

スンヨン
スンヨン
でも可愛いからいっか
…ん?
また、可愛いって言った??













ここまで読んでくださってありがとうございます!!少し長くなってしまい申し訳ありません💦
ウソクとスンヨンは同い歳なんですけど、スンヨンの方が1歳上という設定で行かせてもらいます!!ごめんなさい

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