ウソクと私は中学1年生から3年生までの間
約3年付き合ってた
私とウソクの出会いは
韓国のダンス教室だった
私は日本と韓国のハーフで日本に住んでた。
小学校6年生の冬休みに韓国のダンス教室に通った。
そこで声をかけてくれたのがウソクだった。カトクを交換してそれから毎日話して、一緒にダンスの練習もしていた。後からわかった事だけど私のお母さんとウソクのお母さんは親友だったらしい。
冬休みが過ぎて私が日本に帰る時、ウソクは私に告白してきた。もちろんウソクといるのは楽しかったし、一緒にいて安心できるから、いいよと返事をした。
韓国と日本。遠距離恋愛だったけど楽しかった。
中学校入学の時。私の学校は小学校からエレベーター式に上がってく感じの学校だったから、クラスのみんなとは知り合いだった。
そこに先生が 転校生が来た と言って出てきたのは私が会いたかった ウソク だった。
ウソクは中学校3年間、留学という形で日本に来たそうだった。家は一人暮らしだったので、お母さんに頼み込んで私も住ませて貰うようお願いした。もちろんウソクがどんな子か分かってるから了承してくれた。
私達はお互いの親から
結婚しちゃえばいいのに
と言われていた。2人が結婚するってなったらすぐに了承してくれるらしい。
でもまだ中学生だ笑
でも私達は付き合ってる事を学校の友達には言わず秘密で付き合っていた。
だから学校でイチャイチャ出来ないんだけど、それでも私は韓国語が喋れるからと先生にウソクのそばにいるようにお願いされていたので一緒にいれた。
一緒にダンス部に入って、帰る時は一緒に帰った。帰る時間は遅いので周りは暗いし、誰もいないので手を繋いで帰っていた。とても幸せだった。
家に帰ってご飯を食べ、宿題をやって、お風呂に入って、夫婦みたいな暮らしをした。
どんなに忙しくても、10時には2人で一緒にベッドに行くと決めていた。2人でゆっくり話をして、キスをして、ハグをして、そのまま寝ていて、いつの間にか朝になってる
そんな幸せな暮らしが3年間続いた。
きっと高校に行ってもこの暮らしが続くんだろう。そう思っていた。
私達はお互いにアイドルになる事を夢見ていて、いつか一緒にステージに立とうと約束した。
高校は違う所になってしまった。お互いアイドルが行く学校に行ったんだけれども忙しくてなかなか会えなかった。
そんなある日、久しぶりに休みが合ったので、デートする事にした。
そこで私は衝撃的な言葉を聞いた。
なんでだろう。上手くいってたはずだったのに。最近は忙しくて会えてなかったけど、カトクで連絡し合ったり、毎日電話したりしていたはず。
ウソクはその場を去った。
それから今までずっと会わなかったし連絡もしなかった。
会いたくなかった
いや、本当はものすごく会いたかった
ウソクと付き合ってた時は楽しかったし、毎日が幸せだった。
私は貴方の事を_
愛していた_
それから、今の事務所にスカウトされて練習生になった。
ウソクの事を忘れるために一生懸命になって練習した。
その頃だった。スンヨン오빠に会ったのは。
かっこいいな
いつか一緒に踊ってみたい
そう思っていた
いつの間にか寝てしまっていたみたいだ。
しかも練習室で
家はウソクと一緒に暮らしいたから
もしかしたら家に居るかもしれない
…行きたくないな…
ずっと練習室にいたし…
あまりにも真顔で言うから、本気かと思ってしまう
私がオムライスを作ってる間、スンヨン오빠は手伝ってくれていた
そう言ってスンヨン오빠は私の手を掴んで水で冷やしてくれた
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そういえばウソクはこんな素敵な事言ってくれなかったな…
手伝いもあんまりしてくれなかったし…
って、何考えてんだ
あんな最低男、忘れなきゃなのに…
そう言って指で私の口近くにあるケチャップを取ってくれた。その指をぺろっと舐めた。
不意にもドキドキしてしまっていたみたいで、顔があつい
_________食器を洗っていると__________
ガシャン
聴きたくなかった人の名前が出てきたのでびっくりして食器を割りそうになった
____________食器洗いも終わり____________
ブーブー
あなたの携帯がなった
画面は キムウソク を表示している
あなたはチラッとスンヨンの方を見た
なぜスピーカーにするのかは分からなかったがスピーカーにした
ブチッ
ぽんぽん
本当にスンヨン오빠と一緒にいると
安心して落ち着く
い、いま、可愛いって言ったよね?!
ほんとにびっくりするよ…
____お風呂上がり____
…ん?
また、可愛いって言った??
ここまで読んでくださってありがとうございます!!少し長くなってしまい申し訳ありません💦
ウソクとスンヨンは同い歳なんですけど、スンヨンの方が1歳上という設定で行かせてもらいます!!ごめんなさい
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。