少し気まづいような空気が薄れて、
いつもの空気が帰ってきた。
暗くなってきた街には、イルミネーションが点灯している。
たらい先輩って、なんか変な道入りそうじゃん。
たらい先輩が選んでくれたお店は、
ちょっと良さげなステーキ店。
大袈裟にほっぺに手を当ててみる。
さぁなんて突っ込む!
にっこにこで言われました。
この人さっきからお世辞が上手!
お世辞だと思ってても照れるのが私ですが!
バレたくなくて下向くと、
もうこの人どうしちゃったの急に!!///
絶対思ってないよね?
全部食べ終わってちょー満足!
さすがに美味しいすぎた。
レジに行って、お財布を取り出す。
そんな冗談言った記憶ある。
そう言って頭に手を置かれた。
彼氏じゃないけどっ!?///
何乗っかってんの!?
え?え?え?
って思ってる間にお会計終わってた。
深々と頭を下げる。
この笑顔いいねー。
可愛い。
えたらい先輩呼ばれてるけど、これ大丈夫なやつ?
てか聞いたことある声だから、スタッフさんとか、?
そう思いながら、恐る恐る振り向くと……
えまって、風楽奏斗だったの!?えどうしよう、もうえ?
つい声が漏れてしまった。
風楽奏斗の後ろにいるふたりってっ、、
聞きなれた声、四季凪アキラさんですよね、?
もうこの声大好き。
どうしよ、足震えてきた。
やばい泣きそう。
憧れてたし、大好きな人。
たらい先輩が紹介してくれてるけど、
見られてる気がしてもうやばいっ!
動揺して声めっちゃ震えてない!?
あれ、この声だけでわかることある?
え?












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!