聖哉side
拓也が復活して、3ヶ月くらいの月日が経った
拓也の後遺症は未だに回復してはいないけど、前みたいに自分を責めることは少なくなった
それだけでも、俺たちは十分だと思ってる
この質問は、一昨日も聞かれた
でも拓也は新しい記憶を覚えにくくなってるから、拓也にとっては初めての質問と同様になっている
だから出来るだけメモを取るようにしてるけど、メモをとる時間がない時もあって、
一昨日は、メモ取ろうとした時にスタッフさんに声をかけられてメモを取ることが出来なかった
だから、拓也の中では聞いたことがないことになっている
でも、俺はそれでいいと思ってる
だって、俺たちは拓也の力になれればそれで十分だから
拓也が「BUDDiiSにいていい」って心から思える…そんな環境にしたいし、それを望んでいる
この笑顔が見れるなら、俺は幸せだから
この様子だと、見てないのかな…?
それとも覚えてないだけなのかな、?
ねぇ、それって…
拓也は覚えてない
けど、拓也の記憶のどこかにあの世界での日々が少しでも残っている
それだけでも、嬉しかった
全て俺の本心
あの世界で気付けた、大切なこと
拓也が俺を忘れたら、俺はまた1から思い出を築いていきたい
お互い記憶をなくしてしまったとしても、俺は絶対また拓也に恋をする
それくらい、君が好きだから
君とこうして出会えた
それが、どれだけ幸せなことなのか
あの夢を見なかったら、俺は気づけなかった
拓也は、とても温かかくて…
俺の大好きな温もりだった
あの夢を見て、良かったと実感する
あの夢のお陰で、拓也の大切さ…そして、より拓也の思いが強くなった
今なら誓える
どんな世界だったとしても、俺は拓也を必ず見つける
どんな弊害があろうと、俺は絶対に負けない
それくらい、俺にとって拓也が大きな存在だから
約束しよう。
『異なる世界でも、君を探し出す』
そして
『異なる世界でも、君を愛する』_______と。
Fin.
これにて完結になります。
ここまでお付き合い頂きありがとうございました!
少しでもお楽しみ頂けたら、嬉しい限りです。
次のチャプターで、この物語の補足的な事を少し書いているので、気になってくれた方はもし良ければ覗いてみて下さい!
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!