第2話

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2025/06/10 09:21 更新







まって今なんて言った ?


私が大嫌いな名前が聞こえた気がする 。
凰崎 あなた
 … 冗談 ? 
死柄木 弔
 こんな冗談言うと思う ? 

首をガリガリと掻きながらしゃがみこむ弔 。


わかってる 、


弔は私が嫌がることを冗談でも言わない 。


髪をぐしゃっとかきあげてパソコンに話しかける 。
凰崎 あなた
 … 先生 、説明して 

パソコンから聞こえる聞き慣れた笑い声 。



《 そのままの意味さ ! 》
凰崎 あなた
 なんで行くのか聞いてるんだけど 、

《 夢のための下準備だよ 、あなた 》
凰崎 あなた
 … はぁぁ … 

長すぎるため息をついてパソコンを見つめる 。


先生は1度決めたら変えることは無い 。
凰崎 あなた
 行けばいいんでしょ … 

《 ああ 、頼むよ 。私たちの希望 》
凰崎 あなた
 その呼び方やめて 、

《 はっはっは ! 失礼したね ! 》



思ってもないくせによく言うよ 。


プツンと音が途切れると先生の声は聞こえなくなった 。
死柄木 弔
 本当は行かせたくないけど … 
死柄木 弔
 潜入して情報の抜き取り 
死柄木 弔
 あなたにしかできないから 
凰崎 あなた
 … 私そんな個性持ってないよ 
死柄木 弔
 入ることが大事なんだ 
死柄木 弔
 内側と外側 、両方から攻め込む 
死柄木 弔
 何よりあなた 、複数持ちでしょ 

そう 、私は複数持ちだ 。


与えられたわけでも 、改造された訳でもない 。


5歳の時に複数発現した 。


そして 、異常だと捨てられた 。


こんな世界に個性なんてあるから悪いのに 。


個性の存在そのものが 、異常なのに 。
凰崎 あなた
 … でも 、
死柄木 弔
 あなたなら大丈夫 
死柄木 弔
 ね ? 

手の隙間から微笑む弔が見える 。


そんな顔をされると何も言えなくなってしまう 。
凰崎 あなた
 … わかったよ 、
死柄木 弔
 さすが俺の天使 
凰崎 あなた
 それもやめて … 

師弟揃って変な呼び方をしないで欲しい 。
凰崎 あなた
 で 、入試はいつなわけ 
死柄木 弔
 … 黒霧いつだ ? 

知らないのかよ 、と心の中で突っ込んでおく 。


黒霧の方を見ると気まづそうな顔をされた 。
凰崎 あなた
 黒霧 ? 
黒霧
 … 明日です 

絶対前日の昼に言うことじゃないよね … ?
凰崎 あなた
 … くそったれ 
死柄木 弔
 ごめん … 






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