私はヘインに問うことにした。
全部は話せないけど、少しだけ。ヘインなら分かるかもしれない。
違和感の正体。ダニオンニの心。
でもやっぱり分からないみたい。
結局は謎に満ちたまま。
どうしよう。私はどうしたらいい。
今更諦めるなんてできない。できるはずがない。
でもオンニが私を嫌っているなら話は別。オンニが嫌がることはしたくない。
でも、それでも好きなのは変わらない。
その手があった。なんで私は今まで気付かなかったんだろう。
ミンジオンニだ。
今、鍵を握っているのは確実に。
そうなれば...行動か。
焦りと不安でいっぱいいっぱいの心を落ち着かせる。
早速ミンジオンニに連絡を入れてみる。
今はお昼休み中だから多分見れるかな。どうだろう。
するとすぐ既読が着いた。
ミンジオンニはいつも既読が早い。
すぐ承諾してくれるオンニ。優しい。
私は周りにとても恵まれてるな。
と歩き出すオンニについて行く。
どうしよう、どうやって話を切り出せばいいのかな。
誰かに相談とか滅多にしないから分からない。
分からないことだらけだなぁもう。
カフェに着くと席に向かい合って座る。
人が多すぎず、少なすぎず。ちょうどいい感じだ。
さて、何を頼もうかな。
ミンジオンニはコーヒーを頼んで一段落着いた。
オンニは外を眺めながらコーヒーを片手に持っている。
絵になるなほんと。
そう呑気に思っていると先に口を開いたのはオンニの方だった。
オンニにはカフェに行こう。としか言っていない。
じゃあなんで話があることがわかったんだ。
そう硬直する私を置いてオンニは笑いながら言った。
優しい表情で見てくれる。
いつもは校則違反してたり、怒られてたりである意味すごいけどこういう時は1番頼りになってしまう。
ずるいな、かっこいい...。
手を顎に添えて考えるオンニ。
でも返ってくる答えはみんな同じ。
するとミンジオンニがニヤッと笑って言った。
驚いた。まさかバレてたなんて。それに恥ずかしすぎる。
あからさまに動揺してしまう。
なんで。
私がこんなにも睨みつけているというのにオンニは笑うばかり。
あーおもしろい、だってさ。許せない。
全くなんでこうなってしまったんだ。
まさかオンニがそんなこと話してたなんて。
期待しちゃうじゃん。
余計分からなくなるよ。どうしたいの。
どうなっちゃったの。
するとミンジオンニは真剣な顔つきになって言った。
もっと知るべき。ってどういうことだ。
それにオンニは既に知ったような口調だ。
この人は絶対何か知っている。
オンニはコーヒーを1口。
そして言った。これは私の推測でしかないけどね、と。
推測でも充分助かる。今は少しでも近づければいい。















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!