第62話

【超短文】 飛び降り
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2025/09/13 14:50 更新
紫煌ノ乱
目が覚めた。
まだ…私は生きていたのだった。運が悪いようで。
ここは…恐らく姉さんのいる家。
…人はいない。
紫煌ノ乱
…飛び降りたら頭から行けば死ねるはず。
そう思い、窓を開け、脱出しようと手にかけたところで…。
幽玄ノ乱
紫煌っ!!
紫煌ノ乱
んぐっ
私は幽玄姉さんに思いっきり降ろされてしまった。
幽玄ノ乱
…紫煌…。
紫煌ノ乱
…。
とても気まずい。
どうしたものか…。
紫煌ノ乱
…私寝るね
幽玄ノ乱
…じゃあ私も一緒に寝る…。
紫煌ノ乱
…こんなところで終わるような私ではない。
幽玄姉さんが寝た隙に飛び降りる作戦だ。
そう思い、私はベッドから静かに降りる。
そして窓へと向かい…
双竜ノ乱
紫煌。
紫煌ノ乱
そ、双竜姉さん…
双竜ノ乱
お姉ちゃんがこうなること見越して、交代で見張ってたの。
紫煌ノ乱
お見通しかぁ。
双竜ノ乱
あのね、紫煌…そろそろ話さないといけないことがあると思って。
紫煌ノ乱
…なに?
双竜ノ乱
なんで、私とお姉ちゃんがここまで紫煌に対して過保護であるか…を。
紫煌ノ乱
…過保護の自覚あったんだ。
双竜ノ乱
あるよ。まぁ紫煌視点で話してるから私達からすればそうでもないけど。
紫煌ノ乱
…で、その理由ってのは?
双竜ノ乱
その理由は──────。
双竜姉さんは私になぜ過保護になったのかの経緯を話し始めた。

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