チュン、チチ…
ガチャリ
ドアノブに手をかけ、外に出た。
流魔の家はボクの家から距離がある。大きな交差点を挟んでいるからね。流魔は団地に住んでるんだけど…
もしかしたらそこら辺をうろうろ放浪しているかも…?でも、そうだとしたら行方不明扱いになってるだろうし…
なんて考えていると、いきなりぐいと腕を掴まれた。
そして、人気のない路地裏に連れられた。
ボクは流魔…いや、流魔だったもの、を見つめた。
流魔はナイフをぶん投げた。そのナイフは確実に…
ボクの心臓を刺そうとしていた。
ボクはもうわけがわからなくなって…
思い切って叫んだ。一か八かだった。
そこまで言いかけて流魔の顔を見てハッとした
賭けに勝った…
流魔は俯きながらそう言った。その顔が少し赤い気がした。
流魔はそう笑うとかけだしていった。
あっという間に流魔の姿は見えなくなった
紅葉とイチョウが舞った_
























編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。