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あなたside
さっきの声って、、
福本「そういえばさー?」
『う、うん?』
福本「あなたって那須先輩と同じなんやな」
『は、?』
福本「名字。結構珍しくない?那須って」
『そ、そうかな、?』
福本「うん、」
「あっ那須先輩だー」
「ほんと?!行こうよ!」
「きゃー!!!こっち来るー!!!!!」
福本「うるっさ 笑」
福本「那須先輩人気〜」
『そのさ、な、那須先輩?って有名なの、?』
福本「え、あなた知らんの?!」
『う、うん』
福本「那須先輩はー、」
福本「んー、見に行った方が分かる!」
福本「行くで!」
『え、ちょっ、』
急に手握らないでよ、、
男子に免疫ついてないのに、
福本「あれやで!那須先輩」
『は、』
そこに居た 那須先輩 というのは私の、
"大っ嫌いな人"だった。
那須「あ、あなた」
『…』
那須「あなた今日1人で学校来れたんだ、」
那須「道分かったの?」
『…するんじゃねぇよ、』
那須「え、?」
『あの女が居なくなったからって、』
『今さら兄貴づらすんじゃねえよ!!』
那須「…、」
福本「あなた、」
那須「あなたごめ、」
『(走り去る)』
うわぁー、やばい、入学初日からあんな大声
出しちゃった、、、
あの空気に耐えられなくて逃げてきちゃったし、
…とりあえず屋上でも行くか、
『はぁ、』
溜息をついた矢先、屋上には先客がいた。
? 「んー、あっ!那須さんだ!」
『え、?』
何でこの人私の名前知ってるんだろ、
『あの、』
? 「え?りんねの事知らないの?」
『り ん ね ?』
菅田「うん、!りんねは〜菅田琳寧って言います!」
この人、自分のこと名前で言うタイプだ、←
菅田「琳寧って呼んでね!!」
菅田「りんねは〜、なんて呼べばいい?」
『あなた で、』
菅田「分かった!仲良くしよーねあなたっ!」
『うん!、』
菅田「ってかー、あなた何で溜息なんてついてたの?」
『え、』
聞かれてたか、
菅田「りんねは分かるぞー、なんかやな事でも
あったな?」
『えっと、』
この人なんでこんなドヤ顔するの????
菅田「別に今じゃなくていいからぁ、」
菅田「りんねにいつでも相談してね!!」
『あ、ありがとう、』
なんていうか、普通にいい人、、
菅田「あっ、もし勉強とかの悩みだったら、」
菅田「りんねの友達なんだけど、」
菅田「福本大晴 って子に聞いてみて!!」
菅田「めっちゃ頭良いよ!!」
『そ、そうなんだ』
大晴って頭良いんだ、
菅田「もうすぐ次始まっちゃうから行こ!!」
『あ、うん』
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。