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早かった
ほんと、一瞬
わりと遠目にいたはずの闇の魔物が、消えたかのように
シヴァさんの目の前に
シヴァさんとうり、闇の魔物に殴られた
全体の空気感が一気に変わる
俺は焦っていた
さっきとは打って変わって動きが早い相手
今の殴りで、2人はそんなに動けない
残るは3人
このまま粘っていても、いずれは全員殺されるだろう
なお兄が2人のところへ走って行く
幸いなことに、今闇の魔物の視線は俺とヒロくんの方にある
さっきの攻撃が衝撃的だったのか警戒しているようだ
[ジジジ]
[ジジ、…ぱ、ぱ!]
[じ、ゃッぱぱ!!]
[ッ!!聞こえてるか、!!]
『聞こえてるッ!!、どうしたッ??』
[……今どんな状況?]
『……ッシヴァさんとうりは怪我を負った、今なお兄が2人の近くにいる』
『俺とヒロくんは相手とにらめっこ状態、さっき相手が殴りかかってきたけど…大丈夫だ』
[そうか……ッ俺らは今、山を登っている]
『な、なんで……??』
[あぁッ……??そんなん、お前らに加勢しに行くに決まってんだろッ…???]
『でも、ヒロくんが連れていった場所は安全だったんだろ?来たらまた……』
[もう遅いよ…、とにかく、あと5分]
[……耐えられるか??]
『あぁ、任せろ……俺らをなんだと思ってる…!!』
[……んじゃあ、また5分後な、!!]
ゆあんくんの能力が今ここで役に立つとは思ってもいなかった
テレパシーがこんなにも便利なものだったとはな
あれから闇の魔物は暴れだし、さらに動きが早くなった
俺には追いつけないという理由で、相手の勧誘はヒロくんに全振りだ
恐らく、今までの記憶を辿ると
長時間の水分不足と疲労が溜まっていたのだろう
俺はと言うと、相手のできた隙を狙って攻撃するだけだ
集中力は必要だが、5分なんてなんともない
今更なお兄を危険な目に合わせる訳にもいかないし
ヒロくんが動けな無くなった今
闇の魔物は腕を振り上げヒロくんを……
きっと、殺そうとした
が、
横から何かが飛んできて、爆発が起きた
何か飛んできた方向を見ると、
そこには
あの時、血だらけで床に倒れていた
大切な仲間
闇の魔物はその場で意識を失いながら倒れている
のあさんはシヴァさんとうりのところに行った
安心と口ずさんだが、そうも言えない
さっきもヒロくんが来た時は結局こうなってしまった
今も気を抜けない
ふと、闇の魔物の方からまた爆発音がした
今度は連続で
音のした方を見てみると
そこには、平然とした顔で愚痴を零しながら闇の魔物に向かって爆発させ続けているえとさんがいた
全員揃った
この12人で、絶対に
闇の魔物を倒すッ……!!
Final story fin








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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。