第6話

カラガイ┊取り合い
1,391
2025/12/04 14:00 更新






引き続きリクエストありがとうございます😭🤍


夢主×カラガイでお送り致します❕











夜のホテルZは、昼間のざわめきが嘘のように静まり返っていた。


落ち着いたモノトーンのロビーに、暖かいライトが等間隔で灯る。


私は奥にあるソファに座り、ガイと向かい合って旅のメモを整理していた。


今日の探索で見つけたルートの地図が、テーブルの上に広がっている。


ガイは椅子に腰をかけ、いつもより穏やかな表情で口を開いた


gi
 今日の暴走メガシンカも鎮められて良かったな 
あなた
 そうだね。ありがとう 
gi
 オマエってちゃんと周りを見てるよなぁ、 



不器用な褒め方。


でも、それがガイらしくて胸が温かくなる。


あなた
 でも今日は助かったのは私の方だよ。ガイくんがいなかったら危なかったし 



照れ隠しなのか、言葉とは裏腹に耳が赤い。


可愛いなぁ、


そう思っていたら私はひとつの予定を思い出して凍りついた。


あなた
 やばい、、 ! そろそろカラスバさんに会いに行く用事があったんだった 



ガイの指がピタッと止まる。


gi
 なんで ... ? 
あなた
 今日夜暇だから会いたいってサビ組に行く予定があったんだよね、 
完全に忘れてた



ガイの眉が、ほんのわずか動いた。


不満を隠すのが下手な彼らしく、瞳に影が落ちる。


gi
 ... そうか 
あなた
 ... でも誘ったのは私だし行かないと、 
gi
 オレも行く 
あなた
 え ? そんな申し訳ないよ 
gi
 オマエがあいつのところに行くなら、俺も行く 



はっきりと言い切る声。


ガイくんもカラスバさんに会いたいのかな、


私は戸惑いながらも頷くしかない。


あなた
 うーん、分かった、 











バトルゾーンを避けながらサビ組へ行く



歩きながら、ぽつりとつぶやく。


gi
 オマエ、あいつに頼りすぎ 
あなた
gi
 話すことくらいオレだって出来る ... 
あなた
 ... カラスバさん頼りになるよ ? 
gi
 ... 
あなた
 嫉妬 ? 
gi
 ... うん 



正直すぎる返事に、思わず笑ってしまう。


すると、ガイくんは顔をそむけて小さく言った。


gi
 笑うな ... / 
あなた
 ふふ 笑 



けれどその声は少しだけ緩んでいた。











サビ組の中へ入り最上階へ進む


天井から降りるライトが床に幾何学模様を描いている。


カラスバはいつもの椅子に腰をかけ、片足をぶらりと揺らしながら頬をついていた。


私たちが近づくと、鋭い視線がこちらに向く。


krsb
 おー、来た来た。 … って、なんやガイくんまでおるんか 



あからさまにイヤな顔をするカラスバさん


gi
 あなたが行くって言うから 
krsb
 心配でついてきたんか ? 可愛らしいこっちゃねぇ 笑 
gi
 ... 



二人の空気がピリッと張りつめた。


私は慌ててカラスバに用件を伝える。


あなた
 あっ、あのさ、最近ペンドラーゲットしたんだけど、 
あなた
 前言ってた写真立てって、 
krsb
 もちろんできとるよ。あなたちゃんのためやもん、手ぇ抜くわけないやろ 笑 



カラスバさんは私の手をそっと取り、綺麗な写真立てを手渡した


その距離があまりにも近い。


あなた
 ありがとうござい ... っ 



バランスを崩してカラスバさんにもたれ掛かってしまう


krsb
 おっと。大丈夫か ? 



柔らかい声。



優しい指先。


でもその瞬間。


gi
 ... 離れろ 



ガイの声が低く響く。


私の肩をそっと引き寄せ、カラスバとの距離を作る。


腕に力がこもっていて、その強さに驚くくらいだった。


gi
 あなたに触るな 
krsb
 なんや、嫉妬か ? 笑 
gi
 違う 
krsb
 その顔でよう言えたなぁ。アンタ、さっきから夢主ちゃんのそば離れへんやん 笑 
gi
 カラスバさんが居るからだよ 



ガイの黒い瞳が焦りと怒りで揺れていた。


それを見て、カラスバさんはあくまで挑発的に微笑む。


krsb
 ウチが夢主ちゃんと仲良うするん、そんなに嫌なんか ? 
gi
 ... はい 



ガイがはっきりと言った。


その一言で空気が一気に変わる。


カラスバが目を細める。


krsb
 なら、どうするん ? 夢主ちゃんのこと、オレに渡したくないんか ? 
gi
 ... 当たり前 



ガイくんの声が震えていた。


怒りでも緊張でもなく、気持ちを抑えきれない震え。


私は息を呑む。


するとカラスバは、わざと一歩ガイくんの方へ。


krsb
 ほな力づくで止めてみるか ? 笑 
gi
できると思ってるのか ? 
krsb
 そら挑発されたらやるしかあらへんやろ 笑 



二人の視線がぶつかる瞬間私は慌てて二人の間に割り込んだ。


あなた
 ま、待って !! ケンカは駄目 ... !! 



ガイくんが瞬時に手を止め、私の腕をそっと掴む。


gi
 ... 悪い。オマエを怖がらせるつもりはなかった 


カラスバさんも肩をすくめて笑う。



krsb
 そやな。夢主ちゃん泣かせるんは本望ちゃうし … 今日は勘弁したるわ 
あなた
 良かったあ、 



険悪な空気が少しずつほどけていく。


でもガイくんは、去り際に小さな声でつぶやいた。


gi
 ... オレは簡単には引かない 
krsb
 オレもやで ? 



カラスバの瞳が夜の光にきらりと光る。


その中には、冗談ではない確かな熱が宿っていた。


私は胸の奥がきゅっと締めつけられる感覚を覚えながら2人を見る


この3人の関係はきっとまだ始まったばかりだ


そう確信した。





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