引き続きリクエストありがとうございます😭🤍
夢主×カラガイでお送り致します❕
夜のホテルZは、昼間のざわめきが嘘のように静まり返っていた。
落ち着いたモノトーンのロビーに、暖かいライトが等間隔で灯る。
私は奥にあるソファに座り、ガイと向かい合って旅のメモを整理していた。
今日の探索で見つけたルートの地図が、テーブルの上に広がっている。
ガイは椅子に腰をかけ、いつもより穏やかな表情で口を開いた
不器用な褒め方。
でも、それがガイらしくて胸が温かくなる。
照れ隠しなのか、言葉とは裏腹に耳が赤い。
可愛いなぁ、
そう思っていたら私はひとつの予定を思い出して凍りついた。
ガイの指がピタッと止まる。
ガイの眉が、ほんのわずか動いた。
不満を隠すのが下手な彼らしく、瞳に影が落ちる。
はっきりと言い切る声。
ガイくんもカラスバさんに会いたいのかな、
私は戸惑いながらも頷くしかない。
バトルゾーンを避けながらサビ組へ行く
歩きながら、ぽつりとつぶやく。
正直すぎる返事に、思わず笑ってしまう。
すると、ガイくんは顔をそむけて小さく言った。
けれどその声は少しだけ緩んでいた。
サビ組の中へ入り最上階へ進む
天井から降りるライトが床に幾何学模様を描いている。
カラスバはいつもの椅子に腰をかけ、片足をぶらりと揺らしながら頬をついていた。
私たちが近づくと、鋭い視線がこちらに向く。
あからさまにイヤな顔をするカラスバさん
二人の空気がピリッと張りつめた。
私は慌ててカラスバに用件を伝える。
カラスバさんは私の手をそっと取り、綺麗な写真立てを手渡した
その距離があまりにも近い。
バランスを崩してカラスバさんにもたれ掛かってしまう
柔らかい声。
優しい指先。
でもその瞬間。
ガイの声が低く響く。
私の肩をそっと引き寄せ、カラスバとの距離を作る。
腕に力がこもっていて、その強さに驚くくらいだった。
ガイの黒い瞳が焦りと怒りで揺れていた。
それを見て、カラスバさんはあくまで挑発的に微笑む。
ガイがはっきりと言った。
その一言で空気が一気に変わる。
カラスバが目を細める。
ガイくんの声が震えていた。
怒りでも緊張でもなく、気持ちを抑えきれない震え。
私は息を呑む。
するとカラスバは、わざと一歩ガイくんの方へ。
二人の視線がぶつかる瞬間私は慌てて二人の間に割り込んだ。
ガイくんが瞬時に手を止め、私の腕をそっと掴む。
カラスバさんも肩をすくめて笑う。
険悪な空気が少しずつほどけていく。
でもガイくんは、去り際に小さな声でつぶやいた。
カラスバの瞳が夜の光にきらりと光る。
その中には、冗談ではない確かな熱が宿っていた。
私は胸の奥がきゅっと締めつけられる感覚を覚えながら2人を見る
この3人の関係はきっとまだ始まったばかりだ
そう確信した。













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。