第6話

妬み少々
29
2026/06/18 08:19 更新
あなた
え?ということはコレ視えてるんですか?
弟切飛
え、うん…
あなた
ひとり…な…った…
弟切飛
え…?ひとり?
あなた
あ、や、ちがくて!気にしないでください
弟切飛
あ、うん
弟切飛
…
あなた
…
…あ。会話終わった。気まず。
なに話そう…





















いつから視えてるの?


とか?







でも質問攻めされたって
さっき(第2話&第5話参照)みたいに
答えられるわけないよな…?




























人外(コレ)のこと褒めるか…?








いやなんか…褒めれる自信ない…
急に褒められたら多分誰でもビビるし…























…あ
弟切飛
なまえ
あなた
え?
弟切飛
なまえ なに、?
放課後で、
だれも見ていないから
というのも
あるのか、
つい気が緩んでしまって
小首を傾げる。











…黙った。



あれこれ引かれてない?





え。どうしよう。
あなた
あ、なまえ!なまえですよね!!
あなた
酒橋あなたです!
え。令嬢じゃん。
弟切飛
酒橋…同じクラスだっけ?
確かこの人
ひとりとかなんとか
言ってたよな?
家に帰りたくない、とかも。
なんで?
あなた
覚えてくれてるんだ…
少なくとも家には
家族いるはずだし
お手伝いさんもいて
楽なんじゃないの?


楽じゃないの?










じゃあ、僕は?










弟切飛
まあ、うん?
バク
なんで疑問形なんだよwww
バクが喋ったおかげで
正気には戻ったが
言ってることは良くないので
蹴った。
ちょっといつもより強すぎたか…?なんて思っている間に彼女はこちらを見ていた
バク
い゙っっでぇ!オイ飛ぃ!加減考えろよ!!
弟切飛
うるさい。お前ただのカバンだろ。カバンに手加減なんて要らない。
あなた
…????
…えなんか困惑してる…
大丈b
あなた
ほぉ…!面白い…!!!
弟切飛
え…?なにが…?
あなた
カバンと会話するのがです!楽しそうじゃないですか!
弟切飛
そんなにだよ…うるさいし。
バク
ア゙ァ゙?!何つった?!
弟切飛
あと敬語。やめていいよ
あなた
いいの?
バク
この女に惚れたか?
バクにとって
小声のつもりなのだろうが
常人には
ものすごい声量で聞こえる。
弟切飛
はぁ…
しょうがない
アレをしよう。
するりとストラップを外して

とにかく回す。


早く回るようになったら
縦や横にぶん回して撹乱させるのがコツだ。
バク
あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙
あなた
ん゙…んふ…w
バク
おい何笑ってんだよ女ァァァァァァァ
弟切飛
…
女って言うなよ
いつも言ってるだろ
失礼だからやめてくれ


いつも言ってる言葉を心の中で叫ぶ
あなた
ん゙…ん゙ぐふ…ふへっ…www
バク
…あ゙あ゙あ゙あ゙ぁ゙ぁ゙…
回し終えたところでストラップを肩に掛け直す
バク
コレ酔うからやめろって言ってんだろうが!
弟切飛
…
あなた
よく喋りますね。そのカバン。
うるさいなぁ
バクが変なこというからじゃん


と口にしそうになる。



小さな子供風に言えば
「僕しーらないっ」
的な言葉なんだろうか


言わなくて良かった。
バク
さっきからカバンカバンうるせえな!
俺はただのカバンじゃねえ!バク様だ!
あなた
バク様…!
バク
おう!バク様だ!
弟切飛
様つけさせんのやめろよ…
弟切飛
…てか…酒橋さんのそれ…蛇…?
あなた
蛇というか…龍というか…魚というか…みたいな感じですね。私にもわかりません。
あなた
あ
あなた
脱皮はしませんね。
バク
どうでも良くねえか?
あなた
生物学的にはどうでもよくない気がして…
知的…
あなた
あと、増えます。
弟切飛
ぉわっ…
途端に
何処からか先程の人外が
二、三匹ほど出てきた。
バク
ほー!そら便利だな!
あなた
でしょう
なんでドヤ顔…??

プリ小説オーディオドラマ