仕事も残業続き定時で帰れたのはいつだったっけな。


忙しい時はどうしても明かりのない暗い所にこもりたくなる


今日は得に


このどうしても晴れないこの心の中を誰かに話したくて、でも涙が出てきちゃって。そしたら「大丈夫？」って言ってくれて、優しさにまた泣いちゃって


迷惑かけちゃうだけだから逢わない方がいいんだ


そんな明るくもないことを考えてたら比例するように足も重くなるわけで


重い足を頑張って動かして電気を消す


そしてスマホの電源もOFF


1度深呼吸して目を閉じる





渡辺side


俺の彼女は繊細な心


世にいう  HSP  




今日は夜珍しくなにも予定が入ってなくて、暇なら何処に行く？決まってる彼女の家。と今にでも向かいたい所だけど急にいって疲れさせたら嫌だから連絡をする


✉️家に行けるけど行ってもいい？


✉️あいたい


✉️かも


なかなか 既読 がつかなくて俺の頭の中は嫌なことばかり浮かんでくる


その中に1つ


" 俺の隣からいなくなっちゃう？ "


前にその夢を見たことがありそれが正夢だったらどうしようと






少し不安になりながらゆっくり開ける


真っ暗


「あなたっ…？いる？」


ほんとに俺かっ？てくらいか細い声が響く


『…しょーた、？』


「あなたっ、！！」


真っ暗な部屋から突然の可愛い声
少しビックリしがら思いっきり強く抱きしめる


『どーしたの？』


「まじでちゃんと携帯みろ」


『あ、ごめんっ、OFFにしてた』


『…何にも考えたくなかったから』


「なんかあった？」


『ううん、私が弱いだけ』


「言って」


『最近後輩、入っていて、指導係になったから仕事が2倍になった感じで後輩が失敗したら私が怒られて、残業も続いて、』


『…わかんなくなっちゃって、色々っ、』


俺には分からない辛さ


後輩という概念は俺の仕事にもあるけど、指導係とか 残業 って特にこれというものはなくて


「1人になりたくない時は連絡して」


「迷惑とか考えんなよ」


「逆に逢いたくない時は言ってね。ちゃんと俺、行けそうな時連絡するから素直に言ってね 逢いたい も逢いたくない も。」


「少しでも壊れそうって思ったら俺じゃなくてもいいから友達とかにちゃんと吐き出すんだよ。我慢しちゃだめ」


「…まぁでもなるべく俺がいいかも」


『ふふっ、笑』


「あと、逃げたい時は堂々と逃げな」


「夜はちゃんと寝なさい。俺の事考えてたら気持ちよく寝れるでしょ？」


『…うんっ、ありがとっ』


『くしゃみ止まらなかったらごめんねっ？、笑』


「あはっ笑 いーよ 許す」


もうあなたはお風呂に入って今すぐにでも寝たいだろう と思ってあなたから離れようとする


『、もぉーちょっとっ、』


「ん、」


確かに今思えば、お互い忙しいとか予定がうまく合わなくて、全然逢えてなかった。


今日言うはずじゃなかった言葉が頭に浮かぶ


「…、あなたが良かったらさ、」


「一緒に暮らそ？」