第29話

27 病室での事件
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2023/07/08 17:34
研究員
さぁ、ここに横になってね。
研究員
今から点滴を打ちます。半日ほどかかりますが、寝ていればすぐなので
そう言って笑いかける顔は、何とも不気味だった。










僕が言葉を言おうとすると、有無を言わさずベッドに拘束され、点滴を十数本刺される。

















異常じゃ、ないか。






途端に耐えがたい睡魔に襲われて、そのまま目を閉じた。



























あなた
………
…あれからどのくらい寝たんだろう。









うっすらと目を開ける。



そう、目が覚めちゃったんだ。














視界も聴覚もぼんやりして、頭がうまく働かない感覚があった。












その中で、聞こえたものは。
研究員
うーん。やはりこちらの実験体では難しいようですね
研究員
全然変化が見られません
Nakamu
もうやめてください!!!
シャークん
こんな…っっこんなこと間違ってる…!!
研究員
五月蝿い!!!黙らないか!!
きりやん
あなたの実験体2002の名前(友達)くん、?Nakamu達も…え、どうしたの?
きんとき
え……ねぇ、何してるんですか…!?
研究員
うーん。。。この子は無理ですよ
Broooock
は?
研究員
こちらはもう切り捨てです。私たちには希望の2001番がいる。そちらを優先しましょう
研究員
そうですね!
スマイル
な……に、いって、
研究員
やりなさい。













その言葉の後に聞こえたのは、酷く聞き覚えのある声だった。














断末魔のような叫び声が、響いた。









だれ、誰が何にあったの…?





















僕は再度、眠りについた。

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