あまりにも類似したものだった 。
私とあなたが出会う前の話は知らない 。
だけど 、
私がステージに立った 、
いや 立ってしまったあの日
私があなたの人生を狂わせてしまったあの日 。
忘れられるわけがないあの日の光景と
舞台で演じられているシーンが重なった 。
とてもじゃないけど
「 この場から去りたい 」
そんな思いが体にのり
その場から離れようとした時 、
きりちゃんが私の腕を掴み
行動を止めて来た
あなたとグルなのかなんなのか 、
わからないけど
私の腕を掴む手に力が入っていることに
何か意味を感じた私は
まだ物語の続きを見ることにした 。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!