↓ここから下は日本語です
あのあと村山さんはリップを持って来てくれて
鮮やかな桜色のリップに塗り直した
そして今は宙にぃのお着替え待ち
私とメアリーは先に店前に停めていたリムジンに乗って
コーヒーを飲みながらにぃにを待っている
どうやら、私が来るまで着替えずに待っていてくれたらしい
私が着付け部屋に入るのを確認してから自分の着付けをしに行ったから
まだ少し時間がかかるみたい
出て来たお店をみて、感動したように声をかけて漏らす
メアリー
全面ガラス張りの入り口からは
暖かなオレンジと白がうまくコントラストした照明が
服の色や品質を綺麗に見せ、
あちらこちらに置かれている観葉植物が
服だらけのお店の雰囲気を和らげる
実は今日着付けしたところはお父さんの会社の1つで、
韓国にはここのソウル店と、釜山店の2店舗がある
そう言って携帯を取り出して叔母さんに電話をかけようとするメアリーを慌てて止める
こんだけ美味しいコーヒーなんだから
絶対どこかのとお店には置かれているはず
それに、自分で探して見つけた時の達成感も得られるし
忙しはずなのにわざわざ私のために時間を割いてもらうだなんて
申し訳なさすぎる












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!