【 嘔吐表現 🈶 】
配信が始まる 、あと一歩のところで
体調が悪化した 。
今日一日 、体がだるかったものの
大事な配信だったし 休む訳には行かなかった 。
重い腰をソファから 下ろして 、
ゲームチェアに座り パソコンを開いた 。
discordには 、既に 俺以外が揃い
雑談を始めていた 。
少し会話を交えた後 、配信が始まった 。
俺のところの同接数は 、3万人 … 。
やっぱ 、やらなきゃだよな 。
どうせ横になっても 暇だし 。
そうやって思ったって体は正直だ 。
異物を出そうと 咳をするし 、
頭がぼんやりとする 。
ぼーっとしているせいで コメントなんて
もってのほか 、他の実況者の話さえ拾えない 。
ゲームチェアの背に体を預けても 、
それは良くならない 。
実はこんな会話してても結構きつい 。
視界がぐるぐるして吐き気するし 、
手は震える 。
やばい 、本格的に吐きそう 、、
でも無理だった 。
体が限界を迎えたのか 、ついに
酸っぱいものが 込み上げてきた 。
椅子から降りて 、近くにあったゴミ箱に
顔を突っ込んだ 。
やっべ止まんね …( 笑
ミュートもできたか微妙だし 、最悪 … w
吐き気が治まったと思ったら 、
頭をハンマーで殴られたような衝撃が走る 。
喉が痛くて 、頭も痛い 。
あぁ そうだ 。ミュート出来てないじゃん( 笑
少し冷たい地面が湿るのを感じて 、
俺はそのまま 意識を飛ばした 。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。