ファルドラ視点
さて。レイリンが帝園に連れて行かれた。にわかには信じ難いが、本当に元の世界に帰ったのだろう。
計画は始まった。正直言って、“あの作戦”には色々と運要素も混ざっている。僕はより確実性のある作戦を勧めたんだけれど、レイリン曰く、この作戦の方がフェアらしい。、、、大丈夫かな。
段々と心配になってきた。だって、失敗すれば、、、
要するに、テレビ電話みたいなものか、、、。直接会うことは出来ないのか??
僕は、自分の大事な人の大切な瞬間に、側に居れないただの傍観者Fなのかよ、、、クソ。
パトがミーエルを呼ぶと、天使の羽と輪をもった女性がパトに跪く。この人がミーエルか。
ミーエルの質問に遮って言う。これが昌話結晶、、、。紫色で先が尖っている鋭利な結晶だ。例えるなら、黒曜石が紫色になった感じといえば分かるだろうか。
なるほど。
結晶が砕けてバラバラになったのち、その結晶の破片が渦を巻いてスクリーンを作る。そこに映ったのは、、、。
帝園の判決を聞き、泣き崩れるレイリンが写っていた。そして、、、
レイリンが、自分の胸に原始の光線をを突き立てて、5体バラバラ、木っ端微塵になった。
次回予告
第百四十三頁「悲劇のヒロイン」













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!