ベッドの上で
どれだけの間泣き叫んでいたのだろうか。
気が着くと空には真っ赤な太陽が上り初め、
鳥の呑気な鳴き声が聞こえてきている
泣き寝入りしたのか、
一日中泣き続けてこの時間になってしまったのか。
どちらにしても
状況は悪化したままだ。
声は思っていたよりも酷く、ガラガラで
どんなけ泣いたんだよと自分でも呆れてくる
辺りを見回すと大量の酒の缶が
山積みになっていて
きちんと整頓してあったはずの本棚は
無惨にも押し倒されて中身も全て
床に散らばっている
どうやらこの声の枯れは
泣き叫んだという理由1つではなかったみたいだ。
僕はおぼつかない足取りで
水が入ったグラスを手に取ると
一気に飲み干す。
喉に冷たいのが通っていく感じが気持ちいい。
のどか潤ったおかげで少し
喋るのが楽になった気がする
床に転がっていたタバコの箱を拾い上げ
中身を確認すると
明らかに昨日ジミナの部屋で見た時より
数が少なくなっていることに気がついた
自分の弱さに腹が立った。
" ヒョン。人変わりましたよね、… ”
ご飯を食べ終え、
誰もいない廊下を1人で歩く。
今日はグガ達に加えジミナも来なかった。
全部僕のせいだな。
僕が居なかったらユンギヤとグガは付き合って
幸せに暮らしてただろうし。
それにしてもジミナ。
グガのことが好きだなんて全然気づかなかった。
あんなに感情が顔に出やすい性格なのに
不思議でならない
この場に及んで人の心配なんてしてる自分は
本当に大丈夫なのだろうか。
自分のことすら何も出来ていないのに
偉そうに他人の事情を色々考えて。
どうでもいいはずなのに。
何故かほっとけない。
だせぇな。ほんとに
そんなことを考えながら歩き続けていると
グガの部屋の扉がゆっくりと開いた。
中からグガが出てきてバッチリと目が合う
ちらっと手元を見ると大きめの鞄を持っていて
出掛けるんだろうなと察しが着いた
グガの態度が明らかに冷たい。
もう自分の長男だとは思ってないんだろうな。
仕事仲間。またはそれ以下という感じか
自分から会話を終わらせ
横を通り過ぎようとすると
聞き捨てならない言葉をかけられた
怒りで頭がいっぱいになる
落ち着こうと心の中で唱えても
一向に収まる気がしない心のざわめき。
自分の感情をコントロール出来ない。
僕はグガの胸ぐらを掴み壁へと追いやった
バンという音がして
痛かったのかグガが肩を竦める
しかし直ぐに冷静な表情でまた僕の心に傷を入れた
僕は乱暴に胸ぐらから手を離し、
ユンギヤの部屋へと急いだ
アンケート
。
するー
72%
特に書いて欲しい話はない
28%
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。