第6話

足を止めるもの
20
2021/08/27 23:00
その夜
加藤拓也
加藤拓也
あー...なんか....ちょっと元気貰った
加藤拓也
加藤拓也
思ってたより全然内容も難しくないし
正直言うと、楽だ
......あんなクソな学校生活よりも
こっちの方が、少し...いや断然マシだった
学校生活もあのメンバーだったら.....と
そう思ってしまう
加藤拓也
加藤拓也
なんでこんな非情なものになったんだろうか
学校では陰でのいじめがあった
そのいじめだけならば、まだ立ち直れたかもしれない
しかし...
加藤拓也
加藤拓也
何をしても...ダメ...か
友人は過去の出来事でほとんど心から信用することが出来なくなり
親も自分に非があるとの一点張り
最初こそ話は聞いていたが、悪化する毎に効かなくなった
学校の先生?
......状況が変わるのは稀だ
ほとんどない
加藤拓也
加藤拓也
っ........
最初の時はカウンセラーによくお世話になった
自分に「一時的」な安心を与えてくれた
だが、あくまで「一時的」
辛さから解放されることは...なかった
そんな事があったため、人を素直に信じれずにいた
自分を本当に理解してくれる相手が欲しかった
この世で一番大切なものが欲しかった...
しかし
加藤拓也
加藤拓也
...やっぱり、現実は上手くいかない
そんな都合のいいような相手は見つからない
見つかるわけが無い
......人を、完全に信用出来ないうちは...
加藤拓也
加藤拓也
はは...
加藤拓也
加藤拓也
何してんだろう......俺
加藤拓也
加藤拓也
何で...こんな所にいるんだろう....
加藤拓也
加藤拓也
別に...居場所が無いこの世に居なくても...
そう思い...
机から、ハサミを取り出す
加藤拓也
加藤拓也
はは...
加藤拓也
加藤拓也
ハハハハ...
___________
akyrys
akyrys
今回は、フィクション...が、良かったな
akyrys
akyrys
明らかにやばい事は省いたつもりです
akyrys
akyrys
まあ、今こうして文字を打って小説を書いているんだから...

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