第12話

12 気持ちの答え
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2025/08/30 14:11 更新
部屋に戻ると、衣装から部屋着に着替えた後、すぐさまメキをベッドに座らせた。
僕はメキを下から覗き込むような形で床にしゃがみ込んだ。
先程よりは幾分か落ち着いたが、まだ涙は頬を伝っていた。

「メキ、今日は疲れたでしょ。ゆっくり休んで…?」


右頬を伝った涙の跡を、指先でそっと拭う。
そのまま頬を包み込むように手を添えると、メキが小さく動き、僕の手に自分の手を重ねてきた。

伏せられていた視線がゆっくりと上がり、潤んだ瞳とぶつかる。
赤くなった頬、汗に濡れた額。
ドキッと心臓が跳ねる。
その瞬間、時が止まったように感じた。
自分の鼓動がうるさいほどに聞こえる。メキに、届いていないだろうか。



「……うん。今日はもう寝るね。ごめんね、チンウィ。おやすみ」

そう言って僕の手を離したメキは、布団に潜り込んだ。
突然の出来事に呆然と座り込んだまま、僕はそっと明かりを落とす。


ほどなくして、彼の寝息が静かに部屋を満たした。
暗闇の中、洗面所から漏れる明かりに浮かんだメキの横顔を見つめる。

赤く腫れた目元に手を伸ばし、そっと撫でながら思った。




――僕は、メキのこと、ユメキのことが、好き、なのかもしれない。

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