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俺は正直に伝えるのが苦手な方だ
かわいい、好き、などの気持ちを伝えようとしても、喉の奥に突っかかったまま、発せなく終わる
…いつもそうだ
でもあなたの下の名前に出逢ってからは違った
本当に愛しくて堪らなくて、可愛くて、大好きで、なのにどうしても強く当たってしまう
それでも優しいあなたの下の名前なら受け入れてくれる、許してくれると甘えていた
最近はくろなんやライブなどの仕事が忙しく、なかなか息抜きができない状態だ
そんな時叶に飲みに誘われて、行かないわけがなかった
家で1人で待ってるあなたの下の名前のこと、忘れていた
〈99+ あなたのニックネーム
既読その後、俺は叶と日が暮れるまで飲んだ
と言っても酒は得意ではなく、ウーロン茶やコーラ、エナドリなどをがぶ飲みしていただけだ
話す話題も尽きてきた頃、叶から話題を振られた
「最近、あなたの下の名前ちゃんとどうなの?」
最近話せてないし…
…そんな話をして俺らは時間を潰した
叶と別れて家に向かう、正直帰りたくねえ
最近あなたの下の名前との接し方が分かんねえからだ
これが俗に言う倦怠期ってやつ?まぁすぐ良くなるだろ
…などと言う甘い考えを持ちながら家のドアを開けた
ガチャ…
あなたの下の名前が小走りで向かってくる
…かわいい
違う 違う違う違うんだ
こんなことが言いたいわけじゃない
…は?今、俺、なんつった………、?
…………状況が理解できない
どういうことだ?今俺はあなたの下の名前を突き放した?
…いや嘘だろ……俺が…俺がそんなこと…?
俺は風呂に入りながら考えた
・今自分があなたの下の名前のことをどう思っているか
・これからどう接するか
嫌な予感が背筋をつたい濡れたままリビングに向かう
やっぱりそうだ…
なぜだ、どうして、出て行った、?
ガチャッ
…あなたの下の名前の部屋は、驚くほどに何も無く
まるで元からあなたの下の名前なんて存在しなかったかのように綺麗なままだった
ピコンッ
俺の携帯から発せられた通知音が部屋中に響く
…その時俺は一つ、あなたの下の名前の居場所を突き止める方法が頭に浮かんだ
あなたの下の名前と繋がっているGPSが表示したのは、人の通りが多い街中だった
こんなに人が多い中じゃ、どうしたってあなたの下の名前を探すことは困難だ
その時、背の高い男と隣り合って歩いているあなたの下の名前を見つけた
あなたの下の名前の隣を歩いているのは確実に叶だった
俺が彼女と大親友を見間違えるはずがない
俺は2人の元へ向かっていき、力強くあなたの下の名前の手首を掴んだ
あなたの下の名前と叶を睨むと、あることに気がついた
あなたの下の名前の頬に、涙の跡が残っていたからだ
パシッ
叶が葛葉の手をあなたの下の名前から離し、葛葉と向き合う
…嘘だろ…、?…俺の…せい、…
まじごちゃごちゃすぎやしませんか…!?
どうですかね文字数…
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。