さ、行こっか。
スッ、
君の手を引いて歩き出す。
…!?
あ、やべ。
彼女でもないのに手ぇ繋いでもうた。
もうしっかり彼女のつもりやったわ。←
一瞬驚いた顔をしたキミだったけど、
受け入れてくれたみたいやな?
嫌がらへんってことは、、ええやんな…?
それより、手汗が半端ない。
やばいこれ。ベタベタで引かれるわこれは。
・
さぁ、どこに行こうか。
楽しみにしてた割にはノープラン。
何一つ考えてこなかった。
君が隣にいるならどこでもいいけど…。
こんなこと言ったらきもいだけやし。
うーん。
考えながら歩いていたら、
きゃっ!
彼女がつまずいた。
次第に傾いていくあなたを俺は思わず抱き抱えた。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。