第5話

『初めて』
1,213
2024/05/22 07:00 更新
甲斐田晴
もちさーん!迎えに来ましたよ!
僕がマンションから出るタイミングでちょうどその声は聞こえた
剣持刀也
すいません、待たせちゃいましたか?
甲斐田晴
ほんとに今来たばっかなんで大丈夫ですよ!計算通りです!
剣持刀也
計算通り?
僕が家を出る時間を計算してってこと…?
甲斐田晴
そんなことより俺今日めっちゃ楽しみにしてたんですよ〜!
そんなことではないが気にしていてもしょうがないので僕は何も言わないことにした


甲斐田晴
足元気をつけてくださいね
そう言って手を差し伸べる甲斐田くんは流石はモデルと言わざるを得なかったが、少し気恥ずかしくなり意地を張った
剣持刀也
子供扱いしないでください
甲斐田晴
はいはい笑









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加賀美ハヤト
もうすぐで着くそうですね
不破湊
早く泳ぐの楽しみすぎて楽しみっすもんね
剣持刀也
ふわっちはまだ寝てていいよ
加賀美ハヤト
ところで、甲斐田さんは大丈夫ですか…?
甲斐田晴
……大丈夫です
甲斐田晴
う゛っ、
今にも吐いてしまいそうでとても大丈夫だとは思えなかった
何故こんなことになったのかと言うと
話は長くなるが______________



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加賀美ハヤト
プライベートビーチまで距離は長いそうですが甲斐田さん車酔い凄くなかったですか?
甲斐田晴
舐めてもらっちゃ困りますよ、今日の俺はいつもとは違う……
甲斐田晴
この酔い止めがありますからね!!
そう勢いよく酔い止めを出した途端彼の手からは酔い止めはもうなく、ふわっちが開けていた窓の方に飛んでいき外に飛び出した
剣持刀也
いやいや、こんな漫画みたいなことある?
甲斐田晴
終わった…


と、まあ要約するとこんなことがあったのだ
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甲斐田晴
うぅ、気持ち悪い…
加賀美ハヤト
すみません、着いてからは私が甲斐田さんを看病しますので不破さんと剣持さんは2人で楽しんでいて貰えますか?
剣持刀也
甲斐田くんを置いて楽しむのもアレなので僕らも手伝いますよ
甲斐田晴
もちさん…!
そう言った時にはまた吐きそうになっていて甲斐田くんはほんとに喜怒哀楽がわかりやすい
不破湊
それじゃあ今日はホテルでゆっくり休むっすか
加賀美ハヤト
それもそうですね







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加賀美ハヤト
ホテルの部屋って…
甲斐田晴
ああ、甲斐田晴の名前伝えるだけで大丈夫です……
加賀美ハヤト
分かりました

加賀美ハヤト
〜〜〜〜〜〜、〜〜
剣持刀也
甲斐田くんほんとに大丈夫?
そういって甲斐田くんの頬に触れると火傷するほど熱く37.8°は超えていた
甲斐田晴
んっ、もちさんの手冷たくてきもち…
剣持刀也
はぁ、元気になったら社長と一緒に説教しますから





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剣持刀也
ほら、病人はベッドで寝ててください
加賀美ハヤト
ほんとですよ、楽しみすぎて寝れずに風邪ひくとか小学生ですか、あなたは
不破湊
晴はばかやからな
甲斐田晴
不破さんにだけは言われたくないです〜…
どんだけ熱があろうと反抗するのは芸人…いや、モデル魂なのだろう


加賀美ハヤト
とりあえずスポドリ沢山買ってきますね
不破湊
俺も行くっす
甲斐田晴
ありがとうございますー…

剣持刀也
甲斐田くん今ゼリー食べれる?
甲斐田晴
食べたいです〜
剣持刀也
じゃぁ僕が食べさせるからチョット起き上がってもらってもいい?
甲斐田晴
はぁい
熱のある時の甲斐田くんは少し、というかだいぶ甘えるのでこっちも優しくしたくなる
剣持刀也
はい、あーん
甲斐田晴
んあ〜
剣持刀也
おいしい?
甲斐田晴
ん〜…
甲斐田晴
でも、こっちの方が食べたいかも…
剣持刀也
どれです
剣持刀也
……か


時間が止まった

いや、そんな気がした
甲斐田くんが起き上がったと思ったら、気づけば彼の唇は僕と触れていた
熱のせいか柔らかくて溶けそうなほど熱いキスだった
剣持刀也
…えっと、どうしたんですか?
呼びかけても返事がない
剣持刀也
ちょ、甲斐田くん…?
聞こえてきたのは彼の寝息だけだった
剣持刀也
寝てる…


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加賀美ハヤト
遅くなりました、甲斐田さん大丈夫そうですか?
加賀美ハヤト
って、どうしたんです!?
剣持刀也
え…?
加賀美ハヤト
甲斐田さんの熱でも移りましたか?顔真っ赤ですよ


社長に言われ自覚した瞬間

僕の心臓が早鐘を打った______________

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