第3話

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2025/10/21 15:21 更新





羽風 薫
  今は誰も見てないしいいでしょ?  

あなた
  そういう問題じゃないの…  

  そう言う私は薫のおでこにデコピンをした。

羽風 薫
  いたっ…なんでデコピンするの〜…?  

  薫は私をジトっ、と見つめておでこを抑える。

あなた
  眠気覚ましにもなるでしょ?…で、
私に話したいことでもあるの?
羽風 薫
  確かに眠気は少し飛んだけど……  

羽風 薫
  ……あなた姉ぇ、今日は何時に  
上がるの?

あなた
  え?う〜ん…他クラスの  
子達のノート確認しなきゃだから…

あなた
  また夜遅くかな。

  その問に応えれば…薫は『そっか…』
と少ししょんぼりした表情をしていた。

羽風 薫
  大丈夫?帰り。

あなた
  大丈夫だって。心配症だね、薫は。

羽風 薫
  だって夜遅くに女の子一人で帰るん  
でしょ?襲われたりなんてしたら大変だよ…

あなた
  誰も襲わないって〜  

  なんて、眉尻を下げ笑ってみせれば……

 何故か突然両手を握られた。

羽風 薫
  そんなわけないでしょ、あなた姉ぇ  
1年前までは芸能活動してたんだし、
羽風 薫
  顔も綺麗でかわいいんだから  
襲う輩がいてもおかしくないよ

  …驚いた、まさか薫が私を『綺麗でかわいい』と
思ってくれていただなんて……

あなた
  薫そんなこと思ってくれてたんだ?  

羽風 薫
  思ってちゃ悪い?  

あなた
  悪いわけないよ。それに嬉しい  

  などと薫と話していた途中……

青葉 つむぎ
  …あの〜、羽風先生  

あなた

  他クラスである青葉くんがやってきて…私はバッ、と
薫の手を離して、
  青葉くんのいる方向へと身体を向けた。

青葉 つむぎ
  すみません…次の授業英語なのに  
中々先生が来ないので来たんですが…
あなた
  …ああ!そうだった…ごめんね…  

あなた
  …じゃあまた、羽風くん。

羽風 薫
  あっ、うん。また  
  
  そして、私は荷物を手に取り、少し急いで
青葉くんと共にB組まで歩いた。





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