第54話

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2026/02/02 11:00 更新




リノ
リノ
ヒョンジニが強がらずに話せそうなのは、そうだな…チャニヒョンだと思う。
スンミン
スンミン
確かに、ヒョンジニも自然と甘えてるしね。
リノ
リノ
じゃあリサーチはチャニヒョンに任せるとして…
あなたさん、この件俺たちに預けてくれる?
もし、あなたさんのヒョンジニに対する気持ちが変わらなければだけど。




じっとわたしの目を見つめるリノさん。



その目はわたしの心を見透かすようで。







(なまえ)
あなた
住む世界が違うから…そうやって隠そうとしても、消そうとしても、結局できませんでした。
アイドルとしてあまりに眩しい彼が遠く感じたこともあったけど、彼の心はいつもわたしに寄り添ってくれてる気がしたから…
スンミン
スンミン
じゃあ…!!
(なまえ)
あなた
でもわたしの気持ちよりもっと優先したいことがあるんです。
スンミン
スンミン
え……?
(なまえ)
あなた
わたしが彼のことを好きな気持ちより、彼自身を大事にしたい。
彼の夢や彼の居場所を。
もしそれをわたしが崩してしまうようなら、わたしの気持ちなんて優先できない。
彼にはずっと幸せでいてほしい、から…




震える声でそう言うと、リノさんがふっと笑った。





リノ
リノ
俺たち、やっぱり間違ってなかったな。
(なまえ)
あなた
えっ…?
リノ
リノ
そこまで想われて幸せじゃない奴なんていないでしょㅎㅎ
たぶんあいつも同じこと言うと思うし。
まっ、そこんところはチャニヒョンがちゃーんと探ってくるんで。
あなたちゃんは大丈夫。
その気持ちのまま待ってて、ヒョンジニのこと。




優しく微笑むリノさんにポンポンっと優しく頭を撫でられる。




それだけで張りつめた心の糸が切れてしまいそう…






スンミン
スンミン
あー!リノヒョンしれっとあなたちゃんって言った!!
ずっと他人行儀にあなたさんって呼んでたのに!
てか敬語じゃなくなってるし!!なに?!!
(なまえ)
あなた
ぷっㅋㅋㅋ
リノ
リノ
ふっㅋㅋㅋ
スンミナ、笑われてるぞㅋㅋㅋㅋ
スンミン
スンミン
ちょっとあなたちゃんまで何なのっ!
さっきまでの雰囲気どこいったの!?





むしろさっきまでの空気を払拭したのは自分だということに気づいてないスンミンさん。




スンミンさんなりに彼を思いやって…いや、彼だけじゃなくわたしとのことまで思いやってこうして話しに来てくれたことに心から感謝して、リノさんの言う通り待つことにした。





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