第3話

chance
73
2026/01/22 13:32 更新
ある日、ジュニア全員が事務所に呼び出された。
ラウール
ラウール
康二くん!
康二
康二
ラウ!
急にジュニア全員呼び出しって、
何があったんだろうね。
ラウール
ラウール
ね。
もしかして誰かデビューするとか!?
康二
康二
確かにそれはあるかも!
『皆、静かに。
今日は集まって来てくれてありがとう。
今日君達に集まって貰った理由だが…
社長自ら説明してくださります。
皆注意深く聞くように。
それでは、社長、こちらへどうぞ。』
社長
皆、今日は集まってくれてありがとう。
俺は、君達の頑張りに感動している。
そこで、俺は君達にチャンスを与えたいと思う。
『チャンス?』
社長
皆静かに。
そのチャンスについてだが…
3ヶ月後に、ジュニアユニットコンテストを開催する。先ずは今居るジュニアの中で好きにユニットを組んで貰う。今グループに所属している人はそのままそのグループで参加しても良いし、グループを離れて新しいユニットを組んで参加しても良い。全ては君達に任せる。そしてそのユニットまたはグループで3ヶ月間レッスンを受けて貰い、最後にジュニア全員の前でパフォーマンスを披露して貰う。審査は俺と副社長とあの嵐の5人の計7人で行う。そして、見事1位に選ばれたユニットまたはグループは…
デビューする事が出来る。
『おおおぉぉ!!!!』
社長
3ヶ月後に君達のパフォーマンスが見れるのを心から楽しみにしています。
君達の全力を見せてください。
それでは、俺はこれで。
ラウール
ラウール
康二くん!!
俺達でユニット組も!
康二
康二
ユニット組むならラウしかいない。
俺たちで最強のユニット目指そうぜ!!
蓮
君たち最近調子乗ってるみたいだけど、
勝つのは俺らだから。君たちはせいぜい俺らの引き立て役でも頑張って。笑
最強のユニットになるのは俺と亮平だから。
康二
康二
...目黒くん、腹立つ…
あんな言い方しなくてもいいよね?
ラウール
ラウール
勝とう、康二くん。
あんな生意気な奴になんか負けてられない。
康二
康二
俺たちなら絶対に勝てる。
ラウ、やってやろう。
俺たちでデビューを掴み取ろう。
ラウール
ラウール
勿論。
康二くん、一緒にデビューしよう。
それから、俺達はレッスン漬けの日々を過ごした。目黒くんと阿部くんのユニットに負けないように、誰にも負けないように、デビュー出来るように、必死にハードなレッスンに喰らいついた。俺達の事は誰にも止められない。この3ヶ月間に全てを賭ける。
そう思ってがむしゃらに歌って踊った。
蓮
君たち頑張ってるね。すごいじゃん。
まぁ、どうせ俺らには勝てないからその努力全部無駄だけどね笑
康二
康二
ラウール
ラウール
それはこっちの台詞。
勝つのは俺と康二くんだから。
俺達の邪魔しないで。
蓮
なんだよ、俺よりも歌下手で芋っぽい
くせに生意気だなぁ。
俺に口答えすんなよ。
ラウール
ラウール
亮平
亮平
蓮、流石に言い過ぎ。
早く練習再開しよ。
蓮
…絶対に負けないからな。
時々目黒くんと衝突しながらも、俺達は何とか納得の行くパフォーマンスが出来るようになった。そして、遂に明日が本番だ。
俺達の全てを、ステージにぶつける。
絶対にデビューを掴み取ってみせる。
蓮
よぉ、遂に今日だな。
ラウール
ラウール
目黒くん…
蓮
まぁ、せいぜい頑張って。
康二
康二
ラウール
ラウール
康二くん、大丈夫。
俺達なら絶対に出来る。
康二
康二
ラウ…うん。
いつも通りやれば絶対大丈夫。
気持ちを落ち着かせて...リラックス...
社長
次、エントリーナンバー6番の2人、
どうぞ。
ラウール
ラウール
はい。
康二
康二
はい。
こんなに何かに夢中になれたのは初めてだった。初めて、自分は生きてるんだ。此処に居ても良いんだ。と思えた。
だからこそ、絶対に誰にも負けたくない。
やっと見えてきた光を逃したくない。
その光の先に待つものを、俺達は掴み取りたい。燃え上がるこの気持ちに嘘はない。
俺達の手で夢を掴み取るんだ。
俺達の全てを今、解き放て。

プリ小説オーディオドラマ