第41話

No.36
130
2026/03/05 15:00 更新
ーおらふくん視点ー
おらふくん
っ‥‥‥
 白い壁

 白い天井

 消毒の特殊な匂い

 白いカーテンからは日光が差し込んでいた。

 ここって、





 病院?








 横を見ると、ベッドに寄ってがすやすやと眠っていた
看護師
‥‥‥!!
おらふくん
ッ、ぁ‥‥‥
 上手く話せない
おらふくん
ンン゛ッ、あ、
看護師
‥‥‥起きましたか?
おらふくん
‥‥‥はい
 すると、看護師が驚いた顔で、部屋を出て行ってしまった。

 その後外がなにやら騒がしくなった。


 部屋の中に医者と思われる人が入ってきた。
医師
自分の名前、言えますか?
おらふくん
え、お、おらふくん‥‥‥です
医師
おらふくんさん、今の状況、わかりますか?
おらふくん
えっ、と、僕がこの子を守って、車に‥‥‥、
医師
そうです。
医師
そして、あなたは約一か月半、昏睡状態でした。



おらふくん
え?



おらふくん
本当‥‥‥、ですか?
医師
はい。
医師
とりあえず、しばらくは入院期間が続くと思われるので、体を休ませておいてください。
おらふくん
‥‥‥はい、
 そうすると、医者は出ていった。
 言われるがままに頷くことしかできなかった。
 僕が、向こうあの空間にいる間にそんなに経っていたんだ。
 淡々と告げられた事実を僕はただ受け止めるしかなかった。
 僕は、未だに眠っている子供のおんりーの背中に、側にあった毛布を掛けた。
看護師
その子、この一か月半の間、毎日一度も欠かさずにお見舞いに来てくれたんですよ
おらふくん
えっ‥‥‥!
 その言葉が暖かかった



『やっぱり、おんりーなんだな』


 そう感じた。



 そのとき、看護師さんが持っているブザーが鳴った。
看護師
それでは、また来ますので






おんりー(幼少期)
う、んん‥‥‥
おんりー(幼少期)
あれ、僕いつの間に眠って‥‥‥
おらふくん
あ、おんりー!






おんりー(幼少期)
え?
おんりー(幼少期)
あ、もしかしてこれ
おらふくん
夢ちゃうよ
おんりー(幼少期)
‥‥‥起きたんですか?
おらふくん
うん!
おらふくん
ごめんな、心配かけて、
 おんりーの頬を見ると、涙が少し伝っていた。
おらふくん
っ!
おんりー(幼少期)
よかった‥‥‥
おんりー(幼少期)
本当に‥‥‥
おらふくん
おんりーは怪我無かったん?
おんりー(幼少期)
はい!僕はどこも。






おんりー(幼少期)
おらふくんさん、
おんりー(幼少期)
『助けて』くれてありがとうございました!





おらふくん
うん!!
 その瞬間、目の前が光に包まれた。
 次回:epilogueエピローグ
 明日 午後19:00公開

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