第9話

# 心の拠り所も 、 ぜんぶ 
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2026/02/02 13:00 更新
やらかしました
土下座案件です すみません


※ 川上さん誕生日おめでとうございます

  本当は吹部パロあげる予定だったのですが、

  川上さん誕生日なことを思い出しました

  吹部パロは来週に見送りです ... すみません

  看守時代 ... でいいのかな?

  さっしーは平気でたまーにかっこいいこと言う人なんです

  こういう関係の川指が好き

  CPのつもりはないんだけど 、 見る目線によってはそうみえるかも

  そうなる場合 、 川指でも指川でもどっちでもいい

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川上 side


最近 、 何もかもがしんどい 。

家のことも 、 後輩のことも 、 教育も ... 。

うまくいかない 。

いや 、 教育はうまくいっているか 。

中島は凄い奴だから 。

少し抜けているがな ... 。

だからこそ 、 余計に自分が情けなくなる 。

ふと 、 胸元に視線が落ちた 。

ずっと前 、 彼奴と交換したばかりの緑色の布 。

「 心の拠り所も 、 全部作ってやる 」

そう言った彼奴の顔は 、 昨日の事のように思い出される 。














































指原
何してんの?
川上
... ?
ゆっくり顔を上げると 、 そこには指原がいた 。

手に持っているものを俺に渡した 。

その手には珈琲 。
指原
お前 、 最近なんかおかしいぞ
指原
体調悪いか?
隠していたつもりだった 。

指原は 、 人のことよくみているのか 。

あれだけいつも頼りないくせに 。

二日酔いはするし 、 寝坊はするし 、

なんでこういうときだけ ... 。

胸の奥が痛んだ 。

気づかれたくないところほど 、 指原にはすぐに見抜かれてしまう 。
川上
別に
指原
...
指原
言いたくないなら言わなくてもいいけど
そう言って指原は 、 俺の隣に座った 。

本当に ... 、 なんなんだよ ... 。
指原
今は 、 近くにいてやるから
川上
...
その言動が妙に暖かくて 、 

胸の奥で張り詰めていた何かが 、 ふっとほどけそうで 、

少し 、 安心しそうな自分がいた 。

いつもなら 、 何か言うはずなのに 、

今日は何故か 、 指原の声がまっすぐ心に入り込んでくる 。

ふと視線を上げると 、

指原のネクタイが 、 いつも通りひどく曲がっていた 。

… 頼りないくせに 、 こういうときだけ真っ直ぐで 。

そのギャップに 、 思わず苦笑が漏れる 。
川上
おい 、 動くな
気づけば 、 手が伸びていた 。
指原
は? なんだ?
驚いた声を無視して 、 指原のネクタイを掴んで引き寄せる 。
川上
また曲がってるんだよ
川上
ほら
結び目をほどいて 、 自然に結び直そうとした 。

指先に触れた布の温度が 、 思っていた以上に近かった 。
指原
...
照れくさそうに 、 黙っている指原が 、 

不思議と子供に見えて 。

でもそれが 、 少しだけ 、 ほんの少しだけ 、

愛おしく見えてしまった 。
指原
いや 、 ...
指原が言葉を発した 。

結び直していた 、 俺の手を止めて 、

自分のネクタイをほどいた 。

突然 、 こちらに差し出してきた 。
川上
は ... ?
指原
交換 、
川上
なんで?
意味が分からず固まる 。

それでも指原は 、 自身のネクタイを俺に押し付ける 。

差し出されたネクタイを握らされる 。

仕方ないな ... 。

そう思った瞬間 、 俺はゆっくり自分のネクタイに手をかける 。

首元の布を外し 、 指原に差し出した 。
指原
… お前がしんどいときくらい 、 俺に頼れよ
指原
心の拠り所も 、 全部作ってやる
ネクタイを握る手に力が入ってしまう 。

指原は 、 得意げでも優しくもない 、

だけどどこかまっすぐな顔だった 。

















































川上
お前さ ...
気づけば 、 小さく声が漏れていた 。

誰もいない部屋に 、 自分だけの声が落ちる 。
川上
なんで ...
川上
なんでそんなに簡単に " 頼れよ " なんて言えんだよ
頼るって 、 そんなに簡単じゃない 。

弱音を吐くのも 、 甘えるのも 、 助けてって言うのも 。

全部 、 勇気がいる 。

ましてずっと 、 言うのは駄目だって思ってきた自分には 、 尚更 。

でも指原のネクタイは 、 確かに目の前にあった 。

布を指で挟み 、 軽く引き寄せる 。

結び目が 、 少し軋んだ 。
川上
頼ったら 、 壊れそうなんだよ
声にした瞬間 、 胸の奥がじんと熱くなる 。

涙じゃなくて 、 ただ苦しさが溢れていくようだった 。

それでも 、 あの日の指原の表情は鮮明すぎた 。

不器用で 、 真っ直ぐで 、 強引なくせに優しい顔 。

「 心の拠り所も 、 全部作ってやる 」

あのとき言われたその一言を思い出した瞬間 、

自分の胸の奥のどこかが 、 ぐっと熱くなった 。

ネクタイを握る手に 、 少しだけ力がこもる 。
川上
指原
返事なんか返ってくるはずがないのに 、

その名前を口にするだけで 、 どこか呼吸が落ち着いた 。

" 心の拠り所も 、 ぜんぶ "

指原がそう言ったのなら 。

今だけ 、 少しだけ __ 寄りかかってもいいだろうか 。

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