―――四月二十日 月曜日 旧校舎 旧図書室
玲衣side
中に入り奥へと進むと、机の上には何かの書類や本が雑に置かれていた。ふと、上を見上げると、小さくて丸い透明な物が、ふわふわと漂っていた。
ガサゴソ
私の鞄が少し動いた。きっとお姉ちゃんだ。
ついてきたらしい。
ガサゴソ
お姉ちゃんは、私の目の前で殺されてしまったが、今は私の守護霊になっている。
そして、私が作った手のひらサイズの人形の中に入っている。
※旧図書室の構造?乗せます

※大体こんな感じです! 字汚くてすいません!!
菜津美ちゃんは、窓の方へ歩いていってそう言った。
このクラブを作った理由が少し気になって、話を聞くことにした。
亡くなる理由は限られてくる。
恐らくは、事故か病気だろう。
話を聞いているうちに、私と似ていると思った。
私はお姉ちゃんとは血の繋がりはないけど、本当のお姉ちゃんのように思っていたから、亡くなった時は本当にショックだった。
まぁ、そんなお姉ちゃんは今、私の守護霊としてここにいるんだけど………………。
ガサゴソ
お姉ちゃんは、鞄から出ると、菜津美ちゃんの方へ向かった。
こちらをふり返った菜津美ちゃんは、目を丸くして驚いていた。
目をキラキラさせて、喜ぶ菜津美ちゃん。
その名前を聞いて、困惑した表情になる菜津美ちゃん。
菜津美ちゃんは一度目を逸らして、再びお姉ちゃんを見た。
お姉ちゃんは自分がそっち系の仕事をしていたこと、私と出会ったことを話した。
そして、今まで姉らしいことをしてやれなかったことを菜津美ちゃんに謝った。
ガラガラガラ………。
突然、教室の扉が開きビクッと体が跳ねた。
※翠ちゃんのアイコンはリトルスイーツ(ピクルー)を使用しています。
















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。