チャイムと同時に荷物を持って、また家までの道のりを歩く。
今日も亮平は居ないけど、佐久間と2人で。
ほら、公園まで少しだよ、
と言うと俺の背中を押して、ニコッと笑う
俺が返事をする前にもうコンビニまで歩いていく大介を横目で見ながら
入り口から顔を覗かせ、昨日の男の子がいるかを確認する。
だんだんと鼓動が早くなり、
ドキドキが止まらない。
俺なら大丈夫だから…、と言い聞かせ
公園へと足を踏み入れる。
なにを言っているんだろう…、
普通に知らない人から一目惚れされたって、キモイよな、笑
小さな後悔と、恥ずかしさで涙がこぼれそうになる。
そんな顔を隠すように公園を出ようと後ろを向いた。
手を掴まれ
もう一度向かい合う
されるがまま連絡先を交換すると、
蓮は、笑顔で俺に手を振る。
その笑顔がずっと、ずっと頭から離れなかった。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。