第3話

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2026/02/23 02:53 更新










    ずっと、私は眠っていたような気がする




 ーー、………て、…………く 






    ずっと隣に誰かが居た気がするの
    優しい声で話しかけてくれて、
    何を話してたのかは分からないけど
    一緒に話してみたいって思ったんだ





    ___✦ ・ ✦ ・ ✦






 ………ここ、どこ、? 





    知らない天井に、知らないベッド
    サイドテーブルには水の入った
    コップが一つ
    それから薬のようなものが置いてあった



    とても静かな場所だ
    カチッカチッ と 秒針が時を進みながら
    回る音が響き渡る




  inm
 おはよ、目冷めた? 






    視界の端から知らない
    男性が飛び出してきた
    落ち着くような、優しい声だった



 だ、誰? 


  inm
 俺?俺はねーー… 






  inm
 伊波ライ。君のことが好きな人。 






    ライと名乗った彼は微笑みながら
    そう言った
    私達は初対面なのに、なんで
    私のことを好きになったんだろう



 …… ここどこ? 
 私家に帰らないと 


  inm
 ……ここが君の家だよ 
  inm
 俺達 、二人だけのね 
 
 私の家なの?知らない場所だよ 






    ベッドに座る私の隣に腰掛けて
    目線を合わせて会話する
    手を重ねて、しっかりと私の瞳を覗き込む



  inm
 うん、あなたの下の名前の家だよ 
 
 

    硝子細工を扱うように
    優しい瞳で私を見つめる



    なんでこんな優しそうな人が誘拐なんて
    するんだろう

    もしかしたらとても大事な
    理由があるのかもしれない

    それともただただ 優しい人 を
    演じているだけなのかもしれない





  inm
 あなたの下の名前はさ 
  inm
 俺と一緒に居るの、嫌?










    交換宣伝ありがとうございました !!





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