第13話

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2025/11/15 08:39 更新






図星……図星
そんな事ばっか考えていたら
気づいた放課後になっていた。
周りの女子達は遊びの話や恋バナで盛大に
盛り上がっていて、心底羨ましかった。
別に親の事を憎んでる訳じゃない。
ただ、普通の学生だったら。そう思うだけ。









あなた
  ( …雨かよ ) 

下駄箱に行くまで気づかなかったのヤバい。
土砂降りと言う程ではないが、傘は必須
天気予報見とけばよかった。傘は勿論ないから
一旦教室に戻ってジャージを着てから帰ろ。

今日はあんまりいい日じゃないみたいだった


akg
   え、あなたまだ居たの?   

あなた
   ウェンこそ!  
一旦教室戻ろうかなって思って

職員室前を通るとプリントを渡している
ウェンが居た。意外と真面目だから
あのウェンが忘れ物なんて珍しいな
akg
   僕も着いて行っていい?   

あなた
   いーよ   

ウェンと一緒に階段を上がる。
一段ずつ上がる私に対して
ウェンは一段飛ばしで階段を上がる。
akg
   はい僕の勝ちー!   
 
あなた
   はぁ!そんなのズルじゃん   
勝負なら先に言ってよ!

akg
   ごめんごめん   
じゃあ次はグリコで!

あなた
   私ジャンケン強いから負けないよ   

akg
   とか言う奴が1番弱いんだから   


高校生にもなって階段でグリコなんて
おかしいかな。すごく懐かしい感じがした。
小さい頃もよくこうやって遊んで
たまに喧嘩したり転けたりして泣いて。
でもお互い時間も無くなってきて、離れたり

それでもウェンは私の近くに居てくれた。
その関係がウェンが望んでいなくても




16年間ずっと一緒に育ってきて
こんな事も気づかなかったなんて。

あなた
  ……私ってさ、バカだよね  







akg
   ほんと。愛おしいくらいね   







akg
   あいつゴリラって言ったら   
学校中追いかけ回してきてさ

あなた
   いやそれはウェンが悪いでしょ   

普通の会話をしながら階段を降りる
どうやらウェンが傘を持っているみたいで
ウェンの傘に入りながら帰る事にした。

やっぱり幼なじみってだけあって
ウェンといると一番安心できる気がする。
一緒の傘に入るのだって抵抗ないし




akg
   あなたの好きな人は優しい?   

あなた
   えっ、なに急に   

akg
   優しい人じゃなかったら   
ぜっったい許さないから!って話

あなた
   過保護なお母さんじゃん   



遠回りなのに自転車で送ってくれるし
出会った日なんかはアイス奢ってくれたり
気使って飲み物買ってくれたり…



あなた
   …ちゃんと優しいよ   

akg
   そっか。お幸せにね   

あなた
   別に付き合ってないけど   

akg
   大丈夫、あなたなら絶対
付き合える!僕が保証する

あなた
   それ信じていいやつ?   

akg
   当たり前でしょ   
 


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